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プロ3年目の津久井佳祐が輝く
3日に行われた明治安田J1リーグ第14節で、鹿島アントラーズはFC町田ゼルビアを1-0で下した。この試合で素晴らしい活躍を見せたのが、プロ3年目の津久井佳祐だ。シャドーの相馬勇紀に対して、持ち前の粘り強い守備と対人能力で堂々と立ち向かい、町田の攻撃をシャットアウトしていた。
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1点を追う町田は試合終盤に交代カードを切り、攻勢を強めた。81分に縦パスを受けた相馬は、素早いターンで前を向き、津久井を置き去りにする。左サイドから切り込んだ相馬のクロスは植田直通がクリアするも、これが再び相馬の下へ。相馬がドリブルで抜こうとしたところに足を出した津久井がボールを奪いきり、ピンチを脱した。
このプレーで津久井は脚を攣っていたが、最後までプレーを続けた。試合後、鬼木達監督は津久井について次のように評価した。
「非常に良かったと思います。相馬選手のところが危険な存在だというのはチームとしても認識していた中で、ヘルプなしで対応していたシーンもありました。頼もしくなってきたなと感じます」
津久井は1対1の局面で臆することなく対峙し続けた。相手のスピードや緩急をつけた仕掛けに対応し、決定的なシーンを作らせなかった。
プロ1年目はリーグ戦出場ゼロ、2年目も5試合の出場にとどまった津久井だが、今季はセレッソ大阪戦から5試合連続で先発している。濃野公人と小池龍太が離脱中のチームで、本職ではない右サイドバックで奮闘している。
先述したシーンで、三竿健斗と鈴木優磨が津久井に駆け寄り、その闘志あふれるプレーを称えた。植田直通に話を訊こうとしたが、「今日は津久井に訊いて」と一言。出番を待ち続けた津久井は、自身の真価をしっかりとピッチで表現している。
(取材・文:加藤健一)
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