鹿島アントラーズ 最新ニュース
明治安田J1リーグ第16節が11日に各地で行われ、鹿島アントラーズは川崎フロンターレとの大一番を2-1で制した。これで怒涛の6連勝。強さの秘訣は様々あるが、守備陣の奮闘は見逃せない。とくに植田直通の存在は大きい。大黒柱であり年長者でもある男が誰よりも貪欲に勝利を求めるからこそ、今の鹿島が成り立つ。(取材・文:元川悦子)
川崎フロンターレとの大一番
4月20日のファジアーノ岡山戦での白星獲得から、名古屋グランパス、横浜FC、FC町田ゼルビア、アビスパ福岡を相手に怒涛の5連勝で首位を固めつつあった鹿島アントラーズ。大型連休の連戦ラストとなった5月11日に控えていたのは、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)・ファイナリストであり、鬼木達監督の古巣でもある川崎フロンターレとの大一番だった。
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新国立競技場開催における最多の5万9574人の大観衆が集結する中、鹿島としては因縁の敵を撃破しなければならなかった。
指揮官は、岡山戦から3試合負傷欠場していたレオ・セアラを先発に戻し、ボランチも三竿健斗・舩橋佑のコンビでスタート。町田戦で負傷した関川郁万のところには、前回に引き続き、キム・テヒョンを起用し、昨季まで指揮を執った愛着あるチームに挑んだ。
彼らとしては、直近4戦のように先行逃げ切りに持ち込むのが理想だった。しかしながら、この日は開始早々の7分、右CKからニアに飛び込んだ川崎の佐々木旭に頭で仕留められ、いきなり劣勢を強いられた。鹿島はその後もボールを簡単に失い、カウンターを繰り返し仕掛けられる厳しい展開に陥った。
そこで立ちはだかった1人が、GK早川友基だった。
「自分たちから焦ってしまって、それでまた簡単に失点するっていうのは避けたかった。自分たちがボールを握りながら、相手の様子を伺いながらやれたかなと思います」と絶対的守護神は冷静に言う。
そして、もう1人のキーマンが最終ラインの要・植田直通である。
