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不振が続くアンデルソン・ロペスが本音を明かす
11日に行われた明治安田J1リーグ第17節、横浜F・マリノス対京都サンガF.C.の一戦で、マリノスは0-3の完敗を喫し、リーグ戦の連敗はクラブワーストタイ記録となる6に伸びた。試合後、エースのアンデルソン・ロペスは厳しい表情を浮かべながらも、前を向こうとする強い思いを語った。
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「クラブとしてすごく厳しい状況。とても苦しい時期です」
そう話したロペスは、今のチームに必要なことは「対話」だと言う。「チーム全体が座ってしっかりと話し合って、どうやったらうまくいって、どうやったらこの状況から抜け出せるか、しっかりと話すことが大事」と語り、チームとして同じ方向に向かう必要性を強調した。
この日、マリノスは主導権を握れず、31分に松田天馬のミドルで先制を許すと、後半にも奥川雅也と福田心之助に得点を奪われ、なす術なく敗れた。攻守の連動がかみ合わず、ビルドアップの精度を欠いたまま時間が過ぎ、反撃の糸口を見つけられなかった。
ロペス自身は、19分にゴールネットを揺らしたが、直前でオフサイドを取られてゴールは認められず。苦しい状況下にあるチームの現状を抜け出すために、ロペスは限界を作らないことが大事だと言う。
「一番大事なのは乗り越えること。そして、一人一人が限界を作らずにそれを追い越していく。そういう姿勢を見せないと、やっぱり乗り超えられないと思う。全員がその気持ちをやらないと抜け出せない」
これまで多くのゴールでチームに勝利をもたらしてきたロペスだが、今季は開幕節でPKを決めて記録した1得点に留まる。不振にあえぐエースは「ハードワークして、ピッチでこの状況を打開しようとは思ってるけど、なかなかうまくいかず、本当に苦しいです」と胸の内を明かす。
苦しい時に頼りになるのが真のエース。浮上の鍵は、選手一人ひとりの限界を突破する意識にあるが、まずはロペスがその突破口を開かなければならない。クラブ史上でも稀に見る難局の中で、ロペスが自身の限界を超えられたとき、チームに復調の兆しが見えるかもしれない。
(取材・文:加藤健一)
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