横浜F・マリノス 最新ニュース
明治安田J1リーグ第19節が5月31日に各地で行われ、横浜F・マリノスは敵地でFC町田ゼルビアに3-0で快勝。暫定最下位に沈む名門が、今季初の連勝を飾った。クリーンシートに貢献した守護神・飯倉大樹は、試合前日にGKコーチを辞任した松永成立さんへの思いを語りながら、クラブの未来を見据えた。(取材・文:藤江直人)
今季初のリーグ戦連勝を達成した横浜F・マリノス
敵地・町田GIONスタジアムのゴール裏を埋めた、横浜F・マリノスのファン・サポーターから最初に名前をコールされたのは、23分、27分と連続ゴールを決めたFW遠野大弥ではなかった。
JリーグはDAZNで全試合配信!
通常より1270円お得に観るならDMM×DAZNホーダイ[PR]
通常より1270円お得に観るならDMM×DAZNホーダイ[PR]
今シーズン出場6試合目にして、初めてクリーンシートを達成。3-0のスコアとともに、同じく今季のリーグ戦初の連勝に貢献したゴールキーパーの飯倉大樹は両手を雨空に突きあげ、ガッツポーズを作りながら、響きわたる自身のチャントに応えた。視線の先にある横断幕には、こんな文字が綴られていた。
「シゲさん 30年間ゴールを守り続けてくれてありがとう」
シゲさんとは前日の5月30日に辞任したゴールキーパーコーチの松永成立さん。30年とは前身の日産自動車時代から松永さんがマリノスでプレーした年数と、指導者を務めた年数の合計を指す。
「マリノスにシゲさんがいないのは初めてだったから、寂しいとかじゃないんだけど、多少なりとも『ああ、いないのか』といった感じはあった。それでも、長い目で見ればこれもマリノスのひとつの歴史だし、過去は過去であり、新しいマリノスを作るために、いま現在を全力でプレーしようと思っていた」
5月31日に行われたJ1リーグ第19節にかけていた思いを明かした飯倉は、師匠と慕ってきた松永さんの突然の辞任を「俺としては、何とも思っちゃいないというか…」と言葉を選びながら振り返った。
