フットボールチャンネル

Jリーグ 6か月前

最もヤバいのは? J1リーグ、降格危険度ランキング1〜5位。現状打破は必須。後半戦の巻き返しを狙うのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

Jリーグ 最新ニュース

明治安田J1リーグは第19節が終了し、シーズン折り返しを迎えた。すでに上位と下位で勝ち点差が広がり、優勝争いと残留争いの参加者が明らかになってきている。そこで今回は、リーグ前半戦を終えてJ2降格の危機に瀕している5クラブを「降格危険度」で査定し、ランキング形式で紹介する。

※スタッツはJリーグ公式サイトとデータサイト『Transfermarkt』を参照。情報は6月4日時点。

5位:アビスパ福岡

アビスパ福岡
【写真:Getty Images】

監督:金明輝
J1リーグ順位:15位(勝ち点23)
J1リーグ成績:6勝5分8敗
未消化試合:なし

JリーグはDAZNで全試合配信!
通常より1270円お得に観るならDMM×DAZNホーダイ[PR]

 一時はリーグ首位に立っていたアビスパ福岡だが、前半戦を締めくくる5月に入り、チームは一転して大不振に陥った。現在は15位まで転落し、いよいよ危険水域に足を踏み入れている。

 福岡は、今季から新たに金明輝監督が就任。チームは開幕3連敗スタートとなったものの、第4節のヴィッセル神戸戦に勝利すると、その後は好調を維持して連勝を重ねた。公式戦9試合無敗(8勝1分0敗)と圧倒的な強さを見せ、4月にはJリーグ参入後初となるJ1首位に立っている。

 しかし、4月後半からは負傷者続出もあって調子を崩し、序盤の好調が嘘だったかのように低迷。9試合連続未勝利という形で前半戦を折り返した。

 最大の課題は決定力不足である。降格危険度ランキング第5位に選んだ理由は、チームが抱えるこの問題を重視したためである。

 堅守を強みとしてきた福岡は、金体制で得点力向上を図ってきた。その成果はシュート数の増加という形で現れており、昨季の1試合平均シュート数は11.1本(リーグ19位)だったのに対し、あくまで前半戦のみの記録になるが、今季は12.8本(リーグ4位)と一定の改善を見せている。

 ただ、実際の得点数は、ここまで19試合を消化してわずか15得点。降格圏に沈むチームよりも少なく、福岡のシュート決定率(得点数をシュート数で割ったもの)はリーグワーストの6.1%となっている。改善の傾向はあるものの、根本的な解決には至っていないのが現状だ。

 じわじわとJ2降格圏が近づいていることを考えると、点取り屋の補強が必要かもしれない。

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!