Jリーグ 最新ニュース
アルビレックス新潟は25日、明治安田J1リーグ第15節延期分で川崎フロンターレと対戦し、3-1で敗れた。降格圏に低迷する中での監督解任、連敗と一見するとマイナス要素しかない状況でもキャプテンの堀米悠斗は下を向いてなどいなかった。加入9年目のチームの顔は新潟らしさの原点回帰で乗り越えたいと語った。(取材・文:藤江直人)
監督解任から2日後の試合。「お前らなら絶対にできる」
【写真:Getty Images】
目前に迫ったキックオフへ向けて、精神を集中させていたアルビレックス新潟のキャプテン、左サイドバックの堀米悠斗の耳に、闘志をさらに高めるチームメイトの声が響いてきた。
JリーグはDAZNで全試合配信!
通常より1270円お得に観るならDMM×DAZNホーダイ[PR]
通常より1270円お得に観るならDMM×DAZNホーダイ[PR]
「喧嘩するくらい要求し合いましょう。俺の集中力が切れたら怒鳴ってください。俺も言いますから」
声の主はポジションが右隣の左センターバック、東洋大学卒のルーキー稲村隼翔。アビスパ福岡に逆転負けを喫した第21節から中3日。その間の23日に今シーズンに就任した樹森大介前監督が解任され、入江徹コーチが昇格する形で指揮を執ってきた効果が、早くも現れていると堀米は感じずにはいられなかった。
「(監督就任から)2日間ですけど、イリさん(入江監督)は『誰かが引っ張るのではなく、みんなでやる』と言い続けてくれた。激しく要求し合える、熱量のある雰囲気をイリさんが作ってくれた。監督に就任した直後の所信表明でも、イリさんは『お前らなら絶対にできる。だから監督を引き受けた』と言ってくれた。信頼に応えなきゃいけないし、結果は残念だったけど、向かうべき方向性はより明確になったと思っている」
左サイドバックの先発を、昨夏に徳島ヴォルティスから加入した25歳の橋本健人と激しく争う30歳の堀米にとって、川崎フロンターレのホーム、Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsuに乗り込んだ25日の第15節未消化カードは、リーグ戦では4試合ぶりの先発だった。脳裏に描いていた青写真を堀米が明かす。