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注目度が低下…? Jリーグ、入場者数の上昇率ワーストランキング16〜20位。昨季より観客が減っているのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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 明治安田Jリーグは後半戦に突入している。好調でファンの期待が高まっているクラブがあれば、盛り上がりに欠けるクラブもある中で、今回はJリーグ全60クラブの今季の1試合平均観客動員数を集計し、昨季からの上昇率を計算。ワーストランキングとして、上昇率が低いクラブを順位ごとに紹介する。※データは6月30日時点。

20位:愛媛FC

愛媛FCの本拠地・ニンジニアスタジアム
【写真:Getty Images】

本拠地:ニンジニアスタジアム
収容可能人数:2万919人
2024シーズン1試合平均:4,721人
2025シーズン1試合平均:4,530人
前年比:-4.0%

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 愛媛FCは2025シーズンの1試合平均観客数が4,530人で、前年比で4.0%の減少となっている。

 しかし、この減少は決して深刻なものではない。昨シーズンの4,721人はクラブ史上最多の数字であり、それに近い水準を維持している今シーズンは、むしろ健闘といえるだろう。

 ただし、数字の中身を見ていくと懸念もある。たとえば、2024シーズンに最多動員を記録した徳島ヴォルティス戦は9,039人だったが、今シーズンは6,247人に留まった。また、今シーズンの最多動員はJ3から昇格してきたFC今治との“伊予決戦”で9,352人を記録したが、これは2023シーズンにJ3で対戦した際の1万1,128人を下回っており、期待を超えたとは言い難い。

 愛媛の課題は明白で、まずはピッチで結果を残すことにある。今シーズンのリーグ戦では、ホームで1勝2分け8敗と苦戦が続いており、訪れるファンを満足させられていない。昨シーズンはなんとか残留を果たしたが、今シーズンは序盤からほぼ最下位に張りついている状況だ。

 それでも、根気強く応援を続けるファンの存在はクラブにとって大きな財産だ。そのためには、まずピッチ上での姿勢を見せ、勝利の喜びを共有する場面を増やすことが不可欠だ。まずは内容と結果を取り戻し、スタジアムに足を運ぶ価値を示すことが、さらなる動員増への第一歩となる。

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