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Jリーグ 4か月前

「なんというか…寝られないですね」金子拓郎には悔いが残る。浦和レッズの今季ベストゲームの裏で「本当に大反省」【コラム】

シリーズ:コラム text by 河治良幸 photo by Getty Images

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 2025明治安田J1リーグ第25節が9日に行われ、浦和レッズは横浜FCとアウェイで対戦し、1-2で勝利した。小森飛絢の2得点によって勝ち点「3」を上積みした浦和だが、この試合には“裏のヒーロー”がいた。スコアシートに名を刻まれることはなかったが、金子拓郎が攻守にわたって出色の活躍を見せている。(取材・文:河治良幸)

浦和レッズの勝利に記録の“外側”から貢献した男・金子拓郎

金子拓郎
【写真:Getty Images】

 アウェイの横浜FC戦で、浦和レッズを2-1の勝利に導く、2つのゴールはFW小森飛絢によってもたらされた。6月に加入した小森は3日前に行われた天皇杯のモンテディオ山形戦を含めて、浦和デビューから5試合で4得点。まさしく新エース誕生を印象付ける活躍だが、その小森が感謝を語ったのが、2つの得点に繋げた金子拓郎の積極的なプレーだった。

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「自分のところにボールが転がってきてくれた。拓郎君のおかげで、あのゴールは生まれたので、拓郎君には感謝しています」

 そう小森が振り返る8分の1点目は、右サイドから左に流れてきた金子が上げたクロスを横浜FCのGKヤクブ・スウォビィクが触り、こぼれたボールを小森がうまくコントロールして押し込んだ。2点目は53分、右のCKからのセカンドボールを金子が左足のミドルシュートに持ち込み、GKが弾いたボールを小森が鋭い反応で決めた。

 金子は小森の2ゴールを演出できたことについて「ああいうこぼれ球の反応とかはストライカーとして彼は持っているので。1点目はクロスと2点目はシュートのこぼれ球に詰めてくれた」と振り返る。2つとも相手GKが先に触っているため、金子にアシストの記録はつかない。それでも金子のアグレッシブなフィニッシュワーク無くして、2つの得点とも生まれなかった。

 金子が輝きを見せたのは、この2つのシーンだけでない。高い位置からのプレスやセカンドボールの回収でチームを押し上げた。

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