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「19連勝しよう、優勝はやっぱ目指そう」。昌子源が試合前に話した真意。FC町田ゼルビアは「向かってるからこその7連勝」

text by 編集部 photo by Getty Images

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FC町田ゼルビア所属DF昌子源

【写真:Getty Images】

FC町田ゼルビア昌子源が考える優勝争いを勝ち抜くために必要なこと

 FC町田ゼルビアは16日、明治安田J1リーグ第26節、ホームでセレッソ大阪と対戦し、3-0で勝利した。町田はクラブの連勝記録を7に伸ばし、公式戦は10連勝と勢いが止まらない。5戦連続での完封勝利に貢献したキャプテンの昌子源は「みんなが自信を持って失敗を恐れずにトライできてるのがすべてプラスに傾いてくれてる」と試合を振り返った。

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 リーグ2番目の得点数を誇るセレッソを無失点に抑えての勝利だった。後半戦に入ってから無敗と絶好調と言っても過言ではない。

「試合前のロッカーの円陣で言わしてもらったんですけど、『19連勝しよう、優勝はやっぱ目指そう』と。言うからにはピッチで表現しないといけない。それができてるからこそ公式戦で言うと10連勝になってると思います」

 前節のヴィッセル神戸戦後に菊池流帆が話していた「(後半戦)19連勝」という言葉。どうやら黒田剛監督の高い目標設定が今の好調につながっているようだ。

「現実的な目標をしたとして、それを達成してしまうと達成感が出てくる。そのときが1番よく隙が生まれるってなったら、高い目標に設定して達成するまで絶対にサボらない。だから難しい目標にしようっていうのは昨年、僕が町田に来たときから監督はずっと言っている。向かってるからこその7連勝だと思いますし、7連勝してるから次も勝てるだろうって思ってる選手が本当に1人もいない」

 昌子はさらにこのように加えた。

「誰かのミスを誰かがカバーできる。今無失点が続いてるんで、後ろがすごくフォーカスされますけど、藤尾(翔太)をはじめ、前の選手からのチェイスもそうですし、危ないとこは(谷)晃生がきょうも何本防いでくれたかな、特に後半。みんなで勝ち取った勝利」と出番のなかった選手も含めて、チームの底上げがあっての連勝だという。

 町田は7連勝で4位となり、順位をひとつ上げた。17日に3位の柏レイソルの試合があるため暫定だが、今季のJ1は首位から6位までの勝ち点差がわずか2と大混戦となっている。昌子は熾烈な優勝争いを勝ち抜くために必要なこととして、「チーム力」を挙げた。

「本当にサブの選手がやってくれるので。僕ら出てる選手はあんまり大きくはメンバーは変わってないですけど、それぞれの思いは1度封印して、ピッチに立てば自分たちを表現してくれる」

 ただ、それも最後まで続けないと意味がないと話す。

「7連勝しても首位じゃないんで。ひとつひとつ順位を上げて戦っていくこと、1試合1試合本当に見つめ直して、勝っても反省して、しっかり段階を踏んで、一気に飛び抜けるってない。特に今年はこれだけ団子であればそこに離脱することなく常に優勝争いして、柏さん次第ですけど、ちょっと首位と背中がタッチできるかできないかのとこに来たかなと思ってるんで、これに満足することなくやっていきたいと思います」

(取材・文:竹中愛美)

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【了】

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