【写真:編集部】
新加入・ジョルディ・クルークスが残りのシーズンへ抱負
横浜F・マリノスは22日、23日のFC町田ゼルビア戦に向けて前日練習を行った。20日にJ2のジュビロ磐田から完全移籍での加入が発表されたMFジョルディ・クルークスがトレーニング後、取材に応じた。J2のアシストランキングトップを走っていた助っ人はマリノスの新たな力となれるのか。
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「土曜日の試合が終わった後に話を聞いて、そこから動きが早く、水曜日からマリノスに参加したという感じです。当然すごく充実した時間をジュビロでは過ごさせてもらいました。でも、マリノスからオファーが来たということもとても嬉しかったことですし、自分の意思もあり、ここに来たという感じです」
移籍を決断した経緯をこのように語ったクルークス。現在、残留争いをしているマリノスへのシーズン途中での加入は決して簡単なものではなかっただろう。
J1昇格を目指している磐田で攻撃の中心を担い、リーグトップの9アシストをマークしていたクルークスだが、マリノスで挑戦することを選択した。これまでマリノスで攻撃の軸として活躍してきたヤン・マテウスが海外移籍を前提にチームを離脱したことで、クルークスにかかる期待は大きい。
マリノスは現在18位と降格圏に位置する苦しい状況だが、「そもそも降格争いをしてるっていうふうに捉えることが間違ってて。このチームを見ても間違いなくやれる選手たちですし、2回練習に参加しましたけど、本当に良い印象しかないです」と自身の考え方を話し、こう続けた。
「町田と(比べて)マリノスが劣っているかと言ったら、全然そうじゃないと思いますし、1戦1戦、目の前の試合に向かっていくっていうところですね。特に町田にもしっかり勝てるチームであるというのはこの2日でとても感じてるところです」
選手登録も済ませ、町田戦でデビューをする可能性もある。来日5年目でJリーグでは4クラブ目となる経験豊富な助っ人は自身の持ち味を活かして、マリノスを残留へと導いてみせるつもりだ。
「1対1、クロスは自分の強みだというふうに感じていて、これはジュビロで見せようとしてたものと変わりはありません。J2ではアシストトップというところを走っていました。そういった形でチームに貢献したいという気持ちは何も変わりません」
(取材・文:竹中愛美)
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