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海老沢純一

1985年、茨城県生まれのサッカーライター。10年にデンマークへ渡り、スポーツ紙通信員として南アフリカW杯を取材。フットボールチャンネル編集部兼次世代サッカー情報番組「FChanTV」ディレクターも務める。

6千人本拠地に予算4億円。それでもエイバルが好調な要因と乾がクリアすべき壁とは?

リーガエスパニョーラ第8節、乾貴士の所属するエイバルはホームでセビージャと対戦。昨季のヨーロッパ・リーグ王者を相手に1-1で勝ち点1をつかんだ。チームの技術的な質は、ヨーロッパトップリーグのものではないものの、今季開幕から好調をキープ。その要因を探る。

【データで読むドルトムント】なぜバイエルンに大敗したのか? 戦術の“犠牲”となった香川

ブンデスリーガ第8節、ドルトムントはアウェイでバイエルンと対戦して1-5と敗戦を喫した。トーマス・トゥヘル監督による新体制は好スタートを切り、期待感は大きく高まっていた中での大敗はショッキングなものだった。もはやドイツにバイエルンの敵はいないのか? この結果となった要因をデータで探る。

白熱のマドリードダービー。攻のアトレティコ、守のレアル。躍動した若き才能

リーガエスパニョーラ第7節、アトレティコ・マドリーとレアル・マドリーによるダービーマッチが行われた。アトレティコのホームで行われたこの一戦は、攻撃面ではアトレティコ、守備面ではマドリーが強さを発揮。さらに両チームとも若手が大きな存在感を示した。

アウェイ2連敗のバルサ、埋められないメッシの穴。エース不在が及ぼした影響とは?

リーガエスパニョーラ第7節、バルセロナはアウェイでセビージャと対戦して1-2と敗戦。第5節セルタ戦に続いて敵地で2連敗となった。前節ラス・パルマス戦での負傷によってFWリオネル・メッシが欠場。エース不在の影響とはどのようなものだったのだろうか。

シュート14本で枠内2本、8得点も2戦のみ。生産性の悪さを露呈する“固め打ち”のロナウド

リーガエスパニョーラ第6節、レアル・マドリーはマラガと対戦。ホームでの試合で、今季未勝利の相手という大量点も見込める試合で、結果はまさかの0-0。エース、クリスティアーノ・ロナウドは14本のシュートを放ちながら、枠内はわずか2本にとどまっていた。

バルサに現れた新星、右SBで抜群の攻撃センス。クラブの失策を救うのは地元出身のカンテラーノ

リーガエスパニョーラ第6節、バルセロナはホームに昇格チームのラス・パルマスを迎えて2-1と勝利。この試合でカンプ・ノウのファンを熱くさせたのは、2ゴールのルイス・スアレスではなく、今季から右SBとして起用される地元カタルーニャ出身のセルジ・ロベルトだった。

「合言葉は勇気」。バルサ封じた“攻撃のための守備”。セルタが示した番狂わせの方法

リーガエスパニョーラ第5節、バルセロナはアウェイでセルタと対戦して1-4と完敗を喫した。この一戦でセルタが見せたのは、引いた姿勢ではなく「点を取るための前線からの守備」。その姿には番狂わせに必要な要素が詰まっていた。

PK失敗も関係なし。満点評価のメッシ。エースとともに真の姿を取り戻したバルサ

リーガエスパニョーラ第4節、バルセロナはホームでレバンテを相手に4-1と快勝。リーグ4連勝を飾った。リオネル・メッシはPK失敗でハットトリックを逃したものの、2ゴール1アシストの活躍。エースとともにチームも本来の強さを取り戻した。

C・ロナウドが輝けなかった3つの理由。支配率、モドリッチ、ベイル…その原因とは?

リーガエスパニョーラ第4節、レアル・マドリーはホームでグラナダに1-0と勝利。しかし、2試合で8ゴールと爆発したクリスティアーノ・ロナウドは一転して無得点と沈黙。考えられる3つの理由とその原因とは?

データで読むドルトムント。カギ握る香川とフンメルスの“関係性”。新システムの狙いとは?

今季、トーマス・トゥヘル新監督の下、スタートダッシュに成功したドルトムント。その大きな要因に4試合15得点という攻撃がある。この得点力を可能とした背景、そして新システムで大きな役割を果たしているのが香川真司とマッツ・フンメルスだ。

全てを変えたメッシの29分間。バルサの強さを取り戻させた凄み。その裏にある危険度

リーガエスパニョーラ第3節、バルセロナはアウェイでアトレティコ・マドリーと対戦。苦しみながらも2-1で制して開幕3連勝を果たした。この勝利の要因となったのは、61分から途中出場したリオネル・メッシだった。

C・ロナウドが5得点を決めた理由。メッシとは真逆のスタイル。重要な“ベイルの献身”

リーガエスパニョーラ第3節、レアル・マドリーはアウェイでエスパニョールと対戦して6-0と快勝。開幕2試合ノーゴールで「スランプ」とされていたクリスティアーノ・ロナウドは5ゴール1アシスト。周囲の喧騒を黙らせる結果を出した。

レアルの10番ハメス。全てが高次元、圧巻の90分。今季サッカー界の“主人公”となるか

リーガ・エスパニョーラ第2節、ホームに昇格チームのベティスを迎えたレアル・マドリーは5-0で快勝。その中心にいたのは、背番号10を背負うハメス・ロドリゲスだった。

バルサに支配力を取り戻した「3バックの攻撃」。苦戦を勝利に変えた苦労人の“新戦力”

苦しみながらも連勝スタートを切ったバルセロナ。開幕戦で封じられたビルドアップは、ブスケツをDFラインに下げることで解決。そして、2試合連続でチームに最も貢献したのは昨季を負傷で棒に振ったフェルマーレンだった。

支配力を失ったバルサ、最大の懸念は守備力にあらず。メッシの力をも削いだ“DFラインの拙攻”

リーガエスパニョーラ開幕戦。バルセロナはスーペルコパで2戦合計1-5と敗れたビルバオとアウェイで対戦。結果こそ1-0でリベンジを果たしたものの、その内容は不安の募るものだった。

2人の背番号7。確信あるロナウドと確信なきスターリング。マンC新顔は94億の価値を証明できるか

インターナショナル・チャンピオンズカップ。レアル・マドリーがマンチェスター・シティを4-1で破り、オーストラリアラウンドを制した。クリスティアーノ・ロナウドはキレを取り戻したが、同じく背番号7のラヒーム・スターリングはインパクトを残すことができなかった。

岡崎はレスターにフィットできるのか? 鍵を握る“相棒”の存在。データで測る新チームとの相性

2015-16シーズン、岡崎慎司がドイツからイングランドへ渡る。これまで多くの日本人選手が苦汁を舐めてきたサッカーの母国で岡崎は活躍することができるのだろうか? データでその相性を測る。

日本での“奇妙な体験”を経たロナウド。初陣は低調も悲観せず。新監督ベニテスとの相性は?

オーストラリアで行われたインターナショナル・チャンピオンズカップ。ラファエル・ベニテス監督を新たに迎えて覇権奪回を目指すレアル・マドリーはローマと対戦。しかし、先発したクリスティアーノ・ロナウドのプレーに覇気はなかった。

日本積年の課題“決定力不足”解消のヒントがここに。ユベントスに見る「引いた相手から点を取る術」

2018年ロシアW杯アジア2次予選シンガポール戦。終始修正に試合を進めながら得点を奪えず0-0。積年の課題とも言える決定力不足が再び露呈したが、その解決策はユベントスが示していた。

4カ国王者を撃破したバルサ。最強の称号をもたらした「普通に強い守備と攻撃の主役たち」

2014-15シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)は、バルセロナの優勝で幕を閉じた。今季の決勝トーナメントにおいて、欧州4カ国の昨季王者を撃破したバルサ。その強さの要因となったのは“ティキ・タカ”ではない「ストレートな強さ」だった。

バルサ“幻惑3トップ”がシャビに華を手向けるか。ユーベ復活の鍵は宿敵出身の“ラッキーボーイ”

キックオフが間近に迫ったチャンピオンズリーグ決勝。決戦の地となるベルリンのオリンピア・シュタディオンに駒を進めたのはユベントスとバルセロナ。ブックメーカーのオッズはバルサの有利を示しているが、ユベントスに勝利のチャンスはあるのだろうか。

全てをプラスに。本田の復調とともに持ち直したミラン。決して無能ではなかった“指揮官インザーギ”

2014-15シーズンのセリエA最終節が行われ、ミランはアタランタに3-1と勝利。好調の中でスタートしたシーズンも中盤以降は大失速。本田圭佑ら選手のパフォーマンスも急降下したものの、終盤には序盤のスタイルを取り戻し、勝利でシーズンを終えた。

チームの歯車として機能。22歳の“W主演”を引き立たせた本田。自らの個性がミラン向上のカギに

セリエA第37節、ミランは今季のホーム最終戦でトリノと対戦して3-0と快勝を収めた。この試合で主役となったのは22歳のエル・シャーラウィとファン・ヒンケル。本田を含めたチーム全体の献身的なプレーがこの若者を引き立たせた。

良かった頃に戻りつつある本田。しかし…敗戦も「内容は良かった」。低すぎるハードルへの切なさ

セリエA第36節、ミランはアウェイでサッスオーロと対戦。ドメニコ・ベラルディにハットトリックを決められ、2-3と敗戦を喫した。右サイドで先発した本田圭佑は得点にこそ絡まなかったものの、“良かった頃の姿”を取り戻したが…。

レアルの選択は間違いか――。自らの価値を証明したモラタ。ユーベの“象徴”ブッフォンと復権の原動力に

チャンピオンズリーグ(CL)ベスト4、2ndレグ。ユベントスは、アウェイでレアル・マドリーと1-1の引き分けに持ち込んで2戦合計3-2で勝利。12シーズンぶりの決勝進出の原動力となったのはモラタとポグバの若手に加えてベテランのブッフォンだった。

CLベスト4、2ndレグ。逆転狙うレアル。完全五分五分もユーベに漂う“ラッキーボーイ”の気配

いよいよ今季のチャンピオンズリーグにおけるファイナリストが決定する。ホームでの初戦を制したユベントスに対して、レアル・マドリーはアウェイゴールを持ち帰った。様々な視点から完全に五分五分と見られるものの、ユベントスには“ラッキーボーイ”の気配が漂っている。

CLベスト4、2ndレグ。強さに疑問符…“第1勢力”に勝てないバイエルン。真に優れたバルサOB監督はどっち?

決勝の地、ベルリンへの扉を開くのはバルセロナかバイエルンか。1stレグではホームのバルサが3-0と圧倒。過去のデータもオッズも圧倒的有利を示していることに加えて、バイエルンにはその強さに疑問符がつけられるデータも存在した。

勝利の理由となった本田。懐かしさを覚えた背番号10の躍動。チームを変えた攻撃への積極性

セリエA第35節、ミランはホームでローマと対戦して2-1と勝利を収めた。3試合連続の先発となった本田圭佑は、消極的なプレーに終始した過去2戦と打って変わって積極的なプレーで2アシストを記録。マン・オブ・ザ・マッチの活躍を披露した。

CLベスト4、1stレグ。過去8戦バルサ1勝。当時の監督ペップはバイエルンへ。それでもオッズが推す理由とは

ついにチャンピオンズリーグの舞台でペップ・バイエルンとバルセロナの対戦が実現した。バルサにとってバイエルンは1勝2分け5敗と苦手な相手。そしてペップ・グアルディオラ監督は今やバイエルンを率いている。一見するとバイエルンの圧倒的有利な状況ながら、オッズはバルサを優勢とした。

愛憎入り混じるモラタの恩返し。ユーベが勝利も“WIN-WIN”の結果に? CLを楽しませるマドリーの1点

チャンピオンズリーグ(CL)ベスト4、1stレグ。ユベントスはホームでレアル・マドリーと対戦して2-1と勝利を収めた。しかし、ホーム&アウェイ方式のCL決勝トーナメントにおいて、この2-1という結果は決してユベントスに有利なものではない。

CLベスト4、1stレグ。王者レアルに挑む“アンダードッグ”のイタリア王者。モラタの“恩返し”なるか

今季のチャンピオンズリーグも気が付けばベスト4。5日に行われる初日は、イタリア王者ユベントスがホームに前回王者レアル・マドリーを迎える一戦が行われる。下馬評でもオッズでもマドリーの圧倒的有利となっているが、ユベントスに決勝への扉は開かれないのだろうか。

本田、フル出場も守備に奔走。インザーギ監督の髪はさらに白く…精神的ダメージの大きい完敗

セリエA第34節、ミランはアウェイでナポリと対戦して0-3と完敗。デ・シリオが開始約40秒で退場となり、右サイドでコンビを組むはずだった本田圭佑にとって技術的、体力的、そして精神的にも大きな負担を強いられる展開となった。

支配率≠試合の優劣を“教えた”ミラン。重要なのは敵陣でのプレー。解決策は「本田の中盤起用」

セリエA第33節、ミランはホームでジェノアと対戦して1-3と敗れた。前節ウディネーゼ戦同様に支配率では勝っていたものの、チャンスメイクやスコアでは下回ったミラン。根深い問題の解決策として本田圭佑の中盤起用は選択肢として考慮されるべきだろう。

補強失敗、無策のミラン。DF、中盤、前線全てで機能せず。その存在感は今や“スモールクラブ”へ

セリエA第32節、ミランはアウェイでウディネーゼと対戦して1-2で敗れた。決して難しい相手ではないはずのウディネーゼに対して、策を持たず良いところなく試合を終えたミラン。残り6戦、来季へ向けた光を見つけることができるのだろうか。

CLベスト8、2ndレグ。データは優勢も…欠場者続出危機のレアル。絶好調グリエーズマンを止められるか

チャンピオンズリーグ(CL)のベスト8、2ndレグ。大会連覇を狙うレアル・マドリーは、アトレティコ・マドリーとホームで対戦。ここまで宿敵を相手に6戦未勝利。さらには欠場者続出の危機を迎えている。

CLベスト8、2ndレグ。地元で人気なし? ホームで弱いモナコ。地中海の一戦はユベントスに追い風か

チャンピオンズリーグ(CL)のベスト8、2ndレグ。初戦を1-0と制したユベントスはアウェイに乗り込むが、モナコはホームで成績を残せていない。独特な土地柄が反映されるその理由とは?

イニエスタとアウベス。ネイマールの2得点を生んだ2人のベテラン。それを支える2人の“影武者”

チャンピオンズリーグ(CL)ベスト8、2ndレグ。バルセロナはホームにパリ・サンジェルマン(PSG)を迎え、ネイマールの2得点によって2-0と勝利。2戦合計5-1でベスト4へと駒を進めた。この勝利の裏には、イニエスタとアウベスという2人のベテランと、それを支える2人の存在があった。

CLベスト8、2ndレグ。初戦1-3もいまだバイエルン有利? 両SB不在のポルトに潜む危機

チャンピオンズリーグ(CL)のベスト8、2ndレグ。バイエルンはホームにポルトを迎える。ポルトガルでの1stレグの結果によって、敗退の可能性も示唆されているバイエルンだが、果たして本当にピンチなのだろうか?

CLベスト8、2ndレグ。バルサとの因縁に挑むイブラヒモビッチ。逆転確率0%も意地とプライドを

チャンピオンズリーグ(CL)のベスト8、2ndレグ。パリ・サンジェルマン(PSG)は、アウェイでバルセロナと対戦。過去のデータから勝ち抜け率は0%だが、エースのズラタン・イブラヒモビッチが出場停止から復帰。最低2-0というミッションに挑む。

9位と10位の“凡戦”に落ちたミラノ・ダービー。その中で見えた微かな光。長友&本田に居場所は?

セリエA第31節、インテルがホームにミランを迎えたミラノ・ダービーが行われた。かつては世界中を熱狂させたこのカードだが、今季は9位と10位の対戦。試合も0-0と凡戦に終わった。

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