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ショーン・キャロル

1985年イングランド生まれ。2009年に来日。「ニッポンとサッカー 英国人記者の取材録」の筆者。「Jリーグ Monthly」のレギュラー出演。高校サッカー、Jリーグ、日本代表など幅広く取材している。過去にはスカパーやNHK、J SportsなどのJリーグ番組出演も。

【英国人の視点】9-0。最高のスタートを切った新生FC東京。城福監督が挑むアジアの戦い

アジアチャンピオンズリーグ(ACL)のプレーオフ、FC東京はチョンブリと対戦して9-0と圧倒的なスコアで勝利。本戦への出場を決めた。城福浩監督にとって、古巣復帰の初戦となったが、期待以上の結果は今後へ向けて大きな自信となるはず。新生FC東京はアジアの舞台でどのような戦いを見せてくれるだろうか。

【英国人の視点】イングランドで称賛集める岡崎。「サムライになりたい」世界へと導いた恩師の教え

現在、プレミアリーグは第23節を終えた時点でレスターが首位に立っている。そして岡崎慎司は得点数こそ多くはないが、献身的な姿勢でチームに大きく貢献している。これまで多くの日本人選手が壁を越えられなかったイングランドで結果を残している背景には高校時代の恩師からの教えがあった。

【英国人の視点】日本代表、高校選手権でも顕著に。ハリルが懸念する日本サッカーの危機的な未来

東福岡高校の優勝で幕を閉じた全国高校サッカー選手権。しかし、各試合の内容を見れば、日本代表ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が指摘する問題点が顕著に現れていた。テクニックに偏り、屈強なDFやストライカーが輩出されない日本サッカーの未来は不確定なものとなっている。

【英国人の視点】広島とバルサが世界の舞台で貫いた信念。尊敬を集めた“同じスタイル”への忠誠心

12月10日から20日にかけて日本で行われたクラブW杯は、参加した全てのクラブにとって貴重な“経験”となる大会であった。Jリーグ王者のサンフレッチェ広島と欧州王者のバルセロナが対戦することはなかったが、クラブが持つスタイルを貫くという点において共通の信念を持っている。プレースタイルに忠実であることで、2つのクラブは人々のリスペクトを集めている。

【英国人の視点】広島とオークランドが描く未来予想図。クラブW杯に挑む“小さな”クラブが得た自信

Jリーグ王者のサンフレッチェ広島とオセアニア王者のオークランド・シティは10日、クラブW杯の開幕戦で対戦する。順当に進めば、決勝は欧州王者のバルセロナと南米王者のリーベル・プレートの一戦になるだろう。しかし、フットボールで全てが上手くいくとは限らない。開幕戦を戦う2つの小さなクラブは、この大会における未来予想図を描いている。

【英国人の視点】称賛すべき森保監督の功績。選手もリスペクトする真摯な姿勢。いずれは代表監督に

サンフレッチェ広島は、チャンピオンシップでガンバ大阪を下し、4年間で3度目となるリーグ優勝を果たした。この功績をもたらした森保一監督に対し、選手たちは賛辞を惜しむことはない。もし彼にその熱意があるのであれば、日本代表監督として成功を収めることができるだろう。

【英国人の視点】アジアを制した広州恒大、次なる狙いはクラブW杯。日本で始まる世界への挑戦

2015年のAFCチャンピオンズリーグは、広州恒大の優勝で幕を閉じた。ここ3年間で2度目の戴冠となるアジア王者は、すでにその視線を世界へと向けている。12月から日本で始まるクラブW杯で、名将ルイス・フェリペ・スコラーリは確かな目標を口にした。

【英国人の視点】FC東京が挑むCSへの戦い。G大阪との争いを制するには――。そして視線はその先へ

今季導入されたチャンピオンシップ。FC東京は準決勝の切符を昨季王者のガンバ大阪と争っている。2ndステージ最終節を残すのみとなった今、勝ち点差が2、得失点でも優位な状況にあるが、年間3位の座を確実なものとするためには――。

【英国人の視点】「戦うことすらせずに…」。初降格の清水、破滅への道を辿った1年半

また1つ、Jリーグ創設メンバーが降格を余儀なくされた。来季、クラブ史上初めてJ2での戦いが決まった清水エスパルスだが、1年半前の指揮官交代が崩壊の始まりだった。その道のりと要因を振り返る。

【英国人の視点】ハリルJ、最大の不安要素は長谷部&山口。攻撃か守備か。曖昧な役割に潜む危険性

中東での2連戦を終えたハリルジャパン。8日に行われたW杯アジア2次予選シリア戦では、中盤に長谷部誠と山口蛍が先発。今や強固なコンビであるかのように伝えられるが、攻撃か守備か2人のタスクが曖昧な現状では、日本代表において最大の不安要素となっている。

【英国人の視点】千葉、7年ぶりのJ1昇格なるか。外国人主将が示した確かな“自信”

J2のジェフユナイテッド千葉は、毎年のように昇格争いを演じながら、あと一歩のところでJ1への道のりを断たれている。昇格プレーオフが導入されてからは、3年連続で優勝を逃している。しかし、千葉の主将を務めるパウリーニョは7年ぶりの昇格に向けて確かな自信を持っている。英国人記者は、彼らをどのように見たのだろうか。

【英国人の視点】日本代表に現れた“ゲームチェンジャー”。原口元気は新たな武器となるか

アフガニスタンとのW杯アジア2次予選。左ウイングで先発したのは原口元気だった。その試合でのパフォーマンスは、ドリブルで決定機を生み出すなどマン・オブ・ザ・マッチにも値するもの。試合のリズムを変える選手を欠いていた日本にとって、新たな武器となる可能性を示した。

フォルランが語るJリーグでの苦悩と葛藤

9/7(月)発売『フットボール批評07』では、セレッソ大阪との契約を満了し、ウルグアイに帰国したディエゴ・フォルランにインタビューしている。2010年W杯でMVPに輝いたストライカーは日本での日々をどのように捉えているのだろうか。一部抜粋して掲載する。(翻訳:中島大輔)

【英国人の視点】Jリーグは“アジアのアーセナル”に…柏vs広州恒大が示す日本サッカーの立ち位置

柏レイソルのホーム、日立柏サッカー場で行われたACL準々決勝。しかし、結果はアウェイの広州恒大が圧倒的な強さを示して3-1で制した。かつて成功を収めたアジアの舞台でのJリーグ勢の現状は、タイトルに見放されたアーセナルに通じるものがある。

【英国人の視点】韓国がアジアに示した頂点への兆候。日本を上回ったクオリティ

8月に開催された東アジアカップで、日本代表は未勝利の最下位で大会を終えた。一方、ウリ・シュティーリケ監督率いる韓国代表は1勝2分で優勝を飾っている。英国人記者は、1月に行われたアジアカップでも躍進した韓国がこの大会でアジアの頂点である兆候を示したとみている。

【英国人の視点】岡崎慎司はプレミアで成功するか? 地元記者が分析する期待値と不安

日本代表FW岡崎慎司は、レスター・シティへの移籍を決断した。これまで何人かの日本人選手がプレミアリーグに挑戦してきたが、彼は大きな成功を収められずにいる。岡崎がレスターへ移籍する数年前、阿部勇樹は同クラブでファンから愛される存在となっていた。岡崎は阿部のようにファンから背中を押されるような活躍を見せられるだろうか。

【英国人の視点】なでしこに続くもうひとつのW杯。初戦控えるビーチサッカー日本代表、指揮官が望むことは?

なでしこジャパンはカナダで行われたW杯を準優勝で幕を閉じた。2大会連続の決勝進出に日本国民は多いに注目を寄せたが、彼女たちに続いてW杯を戦う日本代表がいる。ビーチサッカー日本代表は、彼女たちに続いて大きく関心を集めることが出来ると信じているようだ。英国人記者が、彼らの心境を追った。

【英国人の視点】日本が、アジアが誇るべき女子サッカー。高まる競技力は世界にも影響与える

大会前、決して楽観視はされていなかったなでしこジャパン。しかし、W杯が始まれば4連勝で準々決勝へ進出。日本以外にも中国とオーストラリアが8強に残るなどアジアの女子サッカーは世界をリードしている。

日本に惨敗。なぜイラクは拍子抜けだったのか? 主力選手が語るピッチ外の大きな問題

日本に惨敗したイラク代表。1月のアジアカップでは好成績にあげたチームは、弱小国のような無様な戦いだった。なぜここまで弱くなってしまったのか? 試合後、主力であるヤセル・カシムが事情を語った。

【英国人の視点】2年間で成長を遂げた湘南。監督と選手が示した“ボールを持つ勇気”、攻撃的フットボールを掲げるクラブは更なる高みへ

今季のJリーグには、大きな躍進を遂げるチームがある。13節を終えて8位につける湘南ベルマーレは、昨季のJ2で優勝を果たし、2年ぶりにJ1の舞台に挑んでいる。英国人記者は当時とメンバーは大きく変わらないチームがここまで躍進した理由をどう見ているのだろうか。

【英国人の視点】J外国人選手が語る“退屈な”チェルシーと浦和の正当性。本当の意味での“質の高いサッカー”とは何か?

イングランドのビッグクラブであるチェルシーは、結果を重視する戦い方からライバルであるアーセナルに「退屈」という批判を受けた。だが結果的にはそのライバルに10ポイント以上の勝ち点差をつけ、圧倒的な強さで5シーズンぶりのリーグ制覇を遂げた。Jリーグにも、「結果」を重視した戦い方をするクラブがある。J1で首位を走る浦和レッズだ。彼らの戦い方を英国人記者はどう見ているのだろうか。

アジアサッカーはなぜレベルが上がらないのか? AFC新技術部長が分析する課題と未来像

アジアのサッカーはなぜ欧州に追いつけないのだろうか。個々ではタレントは出てきているものの、W杯での惨敗が示すように全体的なレベルアップは十分とは言えない。このほどAFCの新テクニカル・ディレクターに就任したアンディ・ロクスバーグ氏に課題を聞いた。

会長選立候補のフィーゴ、非民主的なFIFAに憤慨。AFC総会でブラッター25分間演説も自身は発言許されず

田嶋幸三氏を含む新たなFIFA理事が誕生したAFC総会。FIFA会長であるブラッター氏は25分間にもおよぶ長い演説を行ったが、それに対して大きな異議が出ている。FIFA会長選へ立候補しているフィーゴ氏とアリ王子は発言が認められず、FIFAの民主政に疑問を抱いている。

【現地レポート】最多得票でFIFA理事当選の田嶋氏、“競技者”としての決意「アジアのレベルアップ、W杯出場枠増へ」

先日、FIFA理事選において当選した田嶋幸三氏。日本では4人目となる。前回落選したこともあり、悲願の当選となった田嶋氏の決意とは何か。現地取材した記者がレポートする。

【英国人の視点】ドイツで苦しみ、Jリーグで成長を遂げた宇佐美と金崎。海外移籍が選手にもたらすものとは?

2015年のJリーグも7節が終わり、ゴールデンウィークの連戦へと差し掛かろうとしている。様々な選手が活躍を見せる中で、一際存在感を放つ選手が2人いる。ガンバ大阪の宇佐美貴史と鹿島アントラーズの金崎夢生だ。英国人記者は、彼らの成長をどう見たのだろうか。

吉田麻也とカミンスキーが語るピッチ上での“意思疎通”。サッカー選手は外国語を学ぶべきか?【英国人の視点】

プレミアリーグのサウサンプトンでプレーする吉田麻也は、流暢な英語でチームメイトと会話する。日本代表の吉田は以前、日本の英語教育についても言及していた。一方、日本にも遠い異国からやってきた24歳のGKがいる。ジュビロ磐田のカミンスキーだ。彼はどのように日本人とともにプレーしているのだろうか。英国人ジャーナリストは彼をどう見たのだろうか。

【英国人の視点】武藤がチェルシー移籍を決断すべき理由。スクープ記者が見る、“若手ではない22歳”の未来

武藤嘉紀を獲得するというオファーがチェルシーからあったことをFC東京が認めた。様々な反応があったが、果たして武藤はビッグクラブへの移籍をすべきなのか。移籍情報をスクープした英国人記者が論じる。

日本代表FW武藤、チェルシー移籍合意か。アジア人移籍金最高額更新も?

ある情報源によると、FC東京がFW武藤嘉紀のチェルシー移籍で合意したという。香川真司を含め、これまで数人の日本人選手が苦戦を強いられてきたプレミアリーグで自らの力を証明することができるだろうか。

【英国人の視点】Jリーグで相次ぐ誤審にもなぜ議論起きぬ? 審判の進歩に必要な“徹底的な討論”

Jリーグが開幕して3節、早くも多くの疑惑の判定が問題となっている。毎節のようにJリーグで起こる誤審を、英国人ジャーナリストはどのように見ているのだろうか。

【英国人の視点】選手にブーイングの浦和、地域の象徴となった松本。クラブとサポーターの在り方を考える

Jリーグには特徴的なサポーターを持つクラブが存在する。選手に厳しい目を向けるサポーター、クラブ以前から存在していたサポーター…。英国人ジャーナリストは、彼らをどう見たのだろうか。

【英国人が斬る】悲惨なACL開幕を迎えた日本勢。ホームで勝てないJクラブ、アジア制覇は前途多難な道のり

Jリーグ開幕を1週間後に控えた4クラブは、その他のクラブより一足早くシーズン最初の公式戦であるACLを戦った。しかし、その結果は多くのファンが期待していたものとは大きく異なるものだった。英国人ジャーナリストがACL開幕戦を振り返る。

岐路に立つ日本サッカー。解決策は「後任人事」にあらず。正しい道の選択へ必要なこと

高い関心を引く日本代表監督人事。様々な名前が伝えられ、日本サッカー強化への期待が高まっているが、さらなる成長のためには育成年代の改革、帰化選手の起用は不可欠となる。

悲願のビッグタイトル! サッカー不毛の地からメジャースポーツへ。地元で見せたサッカルーズの意地

オーストラリアで開催されたアジア杯は、開催国オーストラリアの優勝で幕を閉じた。サッカーが最もポピュラーなスポーツではないオーストラリアだが、初のビッグタイトル獲得によって人気の上昇と競技レベルの向上が期待される。

「全ては我々次第」。母国でのア杯初Vへ士気高まる豪州。55年ぶり王座狙う韓国と頂上決戦に臨む

UAEとの準決勝を2-0で制したオーストラリア。自国開催の今大会、アジア杯初優勝の悲願へ王手をかけた。相手はグループリーグで敗れた韓国。しかし、選手たちに悲観的な様子はなく、高い士気を持って大一番へ臨む姿勢を見せた。

リスク回避のアギーレJ、“開催国枠”の座を掴んだ韓国。各国の明暗を分けたア杯の不公平な日程

約1ヶ月にわたるアジアカップも、30日の3位決定戦と31日の決勝戦を残すのみとなった。決勝戦はGLで0-1と韓国に敗戦したオーストラリアが、決戦の地シドニーで再び相まみえる。しかし、ここにきて疑問が浮かび上がってきた。

韓国をけん引するソン・フンミン。C・ロナウドに似た優雅さ。いずれは世界を驚かす存在に

アジア杯準々決勝でウズベキスタンを下した韓国。この試合で2得点を決めたソン・フンミンは、その優雅なプレーでクリスティアーノ・ロナウドを彷彿とさせる。この22歳が韓国を栄冠に導くか。

再考されるべき“10番・香川”の起用。長期間結果を残せず、重圧に勝てないメンタルの弱さ

連覇を目指したアジア杯で準々決勝敗退となった日本。PK戦最後のキッカーとなった香川真司は試合後、明らかに落胆した様子で謝罪を繰り返した。これまで長い期間で結果を残せない背番号10の起用は再考されるべきか。

日本代表、成功への鍵は“互いに熟知し合うこと” 固定メンバーがもたらすものとは

ハビエル・アギーレ監督はグループステージを3連勝した日本代表のスターティングイレブンをいずれも固定して挑んでいる。他の強豪国は、この先の連戦に向けて主力をうまく休ませながら、ローテーションを採用している。だが、日本代表の指揮官は一貫してメンバー固定の姿勢を継続している。

中国代表、躍進の鍵はACLの経験と運。準々決勝で開催国オーストラリア撃破を目指す

中国代表は初戦サウジアラビア戦での1-0の勝利に続き、ウズベキスタン戦を2-1と連勝し、早々にグループリーグ突破を決めた。北朝鮮との最終戦にも2-1で勝利した中国の躍進は、サプライズだともいえるだろう。

負傷者続出の豪州対韓国は“ラフ”だったのか? 選手らが語る“激しさ”が必要な理由

ともに決勝トーナメント進出を決めていた豪州対韓国の一戦は、試合前には消化試合になると予想されていた。しかし、イ・ジョンヒョプのゴールにより1-0で韓国が勝利した試合は、予想外の激しいプレーの連続で4万8000人の観客を魅了した。

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