日本に惨敗。なぜイラクは拍子抜けだったのか? 主力選手が語るピッチ外の大きな問題

日本に惨敗したイラク代表。1月のアジアカップでは好成績にあげたチームは、弱小国のような無様な戦いだった。なぜここまで弱くなってしまったのか? 試合後、主力であるヤセル・カシムが事情を語った。

2015年06月14日(Sun)10時00分配信

text by ショーン・キャロル photo Getty Images
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「ピッチ外で解決しなければならない問題が山ほどある」

日本に惨敗。なぜイラクは拍子抜けだったのか? 主力選手が語るピッチ外の大きな問題
イラク代表の中心ヤセル・カシム【写真:Getty Images】

 ヴァイッド・ハリルホジッチ監督就任以降の日本は3連勝で完璧なスタートを切り、W杯ロシア大会のアジア2次予選に向けて全てがバラ色に見える。

 もちろん、代表チームということになれば、メディアとの関係、選手選考、戦術に関する議論が次々と起こり、今後はピッチ内外に困難が訪れることになるだろう。しかし、W杯とアジアカップの結果によって起きた荒海が、ハビエル・アギーレの解任を引き起こしたにもかかわらず、日本サッカー連盟(JFA)の船は転覆の危機を免れた。

 日本サッカーの晴朗さ(と資金力)は、世界中の連盟から羨望の眼差しで見られ、アジアでは特にそれが顕著で、目標となっている。

 例えば、アジアカップの準決勝で韓国に敗れたものの、サムライブルーよりも上位に進出したイラク、その日本を打ち負かしたUAE、成長著しい中国、そして強豪国を倒せる潜在能力をもったウズベキスタンなどが台頭している。

 だが、あれから6ヶ月、“メソポタミアのライオン(イラク代表の呼称)”は日本戦の後に言い逃れをしようとしたが、ヤセル・カシムはその責任の所在が曖昧になっていることを説明してくれた。

「どの選手も力を出し切れなかったが、彼らを非難することはできない」と、火曜の試合で日本に 0-4で大敗したスウィンドン・タウンのMFは、「自分たちのやりたいことができるほどコンディションが良かったとは思えない。(日本戦の後にアジア予選を戦うはずだったインドネシアが失格処分となって)試合が無くなっても、選手のせいにはできない」

「ピッチ外で解決しなければならない問題が山ほどある。一部の人間はチームのためにもっと働く必要があると思う。なぜなら、このままでは物事をうまく運べないからだ。我々はアジアカップで結果を残したが、優秀なゲームプランをもつ指揮官がいて幸運だっただけだ。現実は少し混沌としてきている」

 高評価のラディ・シュナイシェル氏はアジアカップのときにカタールSCから期限付きでイラクを指揮しただけであり、現在はアクラム・セルマン氏が通算4度目となる同国代表監督を務めている。

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