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「オランイェ、ありがとう」。W杯史上初23人全員出場で勝ち取った3位。ロッベンは「とても誇りに思っている」

text by 中田徹 photo by Getty Images

指揮官はマンチェスターへ「ロッベンが来るなら大歓迎だ」

 アルゼンチン戦の直後、「3位決定戦へのやる気はない」と発言していたロッベンだったが、ブラジル相手に充実したプレイをみせた。

「僕たちは、あと一回、自分自身のため、そしてオランダの全ての人たちのためにやらないといけないと約束したんだ」(ロッベン)

 ロッベンが倒されて得たPKをファン・ペルシーが決めて、オランダは3分に先制した。

「そのことがエキストラなエネルギーのようなものを与えてくれた。ブラジルの方が休みが一日長く、そのことが試合に影響することがあり得る事は分かっていた。しかし、その差を我々は見事に埋め合わせた。僕は今大会すでに何度も言って来たけど、今日改めて『僕はこのチームの事をとても誇りに思っている』と言いたい」(ロッベン)

 この大会でファン・ハールはオランダ代表監督の座から降り、来季からマンチェスター・ユナイテッドの指揮官となる。2日ほど休んでから16日にはマンチェスターへ渡るという。

「ロッベンがマンチェスター・ユナイテッドに来るなら大歓迎だ。そのことは彼にも伝えた」(ファン・ハール監督)

 ファン・ハール監督の事に就いて、ロッベンはこう語る。

「ファン・ハールは僕にとってとても重要。バイエルン・ミュンヘンでは僕の事を重要な選手に育ててくれた。確かに、彼は僕のためにマンチェスター・ユナイテッドの居場所が一つあると言ってくれた。しかし、彼は僕がバイエルンに残る事を知っている」(ロッベン)

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