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「CLでの狂喜再び」。完璧な試合運びでアーセナルを下したドルトムント。地元紙は早くも2季ぶり決勝進出に期待

text by 本田千尋 photo by Getty Images

勢いを取り戻しつつあるドルトムント

 一方でアーセナルに対しては「世界王者は見受けられなかった」として、ブラジルW杯優勝メンバーであるドイツ代表エジルには最低点の「6」が付いた。

 17日付のドルトムントの位置するルール地方の地元紙デュッセルドルフ・エクスプレスは、「凄い欧州_祭り!BVBがアーセナルをかき乱す」と大きな見出しで報じた。

 デュッセルドルフ・エクスプレス紙:「インモービレとオバメヤンがフットボールの聖堂を振るわせる」

 同紙による採点は次のとおり。布陣は4-2-3-1である。

 【GK】バイデンフェラー「3」、【DF】ドゥルム「2」、スボティッチ「2」、ソクラティス「2」、シュメルツァー「2」、【MF】ベンダー「3」、ケール「3」、オバメヤン「1」、ムヒタリヤン「3」、グロスクロイツ「2」、【FW】インモービレ「1」。

 こちらはゴールを決めたインモービレとオバメヤンのみ、最高点の「1」が付与されている。

 デュッセルドルフ・エクスプレス紙は冒頭で「ボルシア・ドルトムントは今シーズン再びチャンピオンズ・リーグをかき乱すだろうか?」という問いを立てて、「まさにそのように見える!」とした。

 同紙は「数多くの問題にも関わらずボルシアはあふれんばかりの情熱、プレーの芸術、そしてスペクタクルを一晩に届ける」として、「チャンピオンズ・リーグの夜にエモーショナルな感動がただ存在しうる」と書き記している。

 デュッセルドルフ・エクスプレス紙にケールは「私たちは素晴らしい試合をした」とコメントした。また同紙もクロップの「私のファイルに綴じておく試合だった」という言葉を紹介している。クロップにとっても特に何か強く印象に残った試合だった、ということなのだろうか。

 いよいよBVBは勢いを取り戻しつつある。

【了】

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