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本田圭佑 9年前

期待薄な“小さなダービー”。回復急いだ本田、コンディション不良の長友。日本人対決は実現なるか

text by 神尾光臣 photo by Getty Images

日本人対決の実現は?

 さて日本人としては、「長友vs本田が実現するのか」というのも当然気になるところである。右大腿部の肉離れから戦列に復帰した長友はポジション奪回に至らず、本田は足首を故障と実現は微妙と見られていたが、今週は「両者ともに先発するのでは」という報道も飛び出している。

 実際どうなりそうなのか。本日までの情報を総合すると、少なくとも本田は先発、長友はベンチスタートのようだ。

 右足首の捻挫でパレルモ戦、サンプドリア戦の招集メンバーから外れていた本田だったが、ダービーには間に合った。インザーギ監督は18日の会見で「回復した。火曜日からチームの全体練習に合流している」とアピール。そして「強くボールを蹴るとまだ痛みが残るようだが、それは普通のこと。とりあえず今後の練習で様子を見るが、試合の頭から起用できるようになるとは思う」と語った。

 長友に「大したことはない」と伝えていた本田は、サンプドリア戦の出場もギリギリまで模索していた。インザーギ監督は「本来の快復見込みから10日も早く復帰してきた。朝に昼、そして晩に至るまでトレーニングを積んでいたのだから普通ではない」と、本田が回復に向けて急ピッチでコンディションを上げていたことも明らかにしていた。

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