仏テロの夜を過ごしたドイツ代表。少しずつ克服していくために…重要な意味を持つオランダとの次戦

通常ならばフランス代表とのテストマッチを終え、日常に戻るはずだったドイツ代表。現地時間13日に悲劇は起こった。スタジアムで一夜を明かしたドイツ代表はどんなことを考えて過ごしていたのだろうか。

2015年11月17日(Tue)11時52分配信

text by 本田千尋 photo Getty Images
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「人々が少しずつ克服していくこと望んでいるよ」

仏テロの夜を過ごしたドイツ代表。少しずつ克服していくために…重要な意味を持つオランダとの次戦
ジェローム・ボアテング【写真:Getty Images】

 予定では、翌年の6月にパリで開幕する欧州選手権に向けたテストマッチが行われるはずだった。

 しかし4日前の2015年11月13日、金曜日の夜、ドイツ代表がフランス代表とのテストマッチに臨んでいるその時、バタクラン劇場を始めとするパリ市内の複数箇所が何者かの攻撃を受ける。フランス代表戦が行われていたスタッド・ド・フランスの周辺でも、3回に渡って自爆があった。

 フランス代表との試合を終えたドイツ代表は、スタッド・ド・フランスで一夜を明かした。ジェローム・ボアテングは「眠れなかった」と言う。16日付の『キッカー』誌のインタビューで答えている。

 ドイツ代表は翌朝の7時までスタジアムに留まり、シャルル・ド・ゴール空港に向かう。フランクフルトに到着すると、選手たちは家路についた。ボアテングは週末を、ミュンヘンで家族と過ごした。

「(パリでの金曜日を考えると)奇妙な感覚だよ。家族と一緒にいることは嬉しいが、依然としてそこで起きたことを信じることができない。現時点で僕は今もなお事件のことを考えている。人々が少しずつ克服していくこと望んでいるよ」

 ボアテングの言葉を借りるならば、17日に行われるドイツ代表対オランダ代表の親善試合は、人々がパリの惨劇で受けた衝撃と悲しみを「少しずつ克服していく」、その第一歩ということになるだろうか。

 15日、ヨアヒム・レーブ代表監督、チームマネージャーのオリバー・ビアホフ氏、ドイツ・フットボールリーグのラインハルト・ラウバル副会長、ドイツ・サッカー連盟のライナー・コッホ会長代行の間で電話会談が行われた。結果、ハノーファーでのオランダ代表戦は予定通り開催されることとなった。

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