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日本代表ベスト16のカギはポッド2にあり。難敵揃うアフリカ勢をどう攻略すべきなのか?

いよいよW杯の抽選会が明日に迫った。果たして日本はどこになるのか。この組み分けで決勝トーナメント進出の可能性が大きく変わるのは間違いない。日本がベスト16へ進出するカギはどこにあるのか。ポイントは同居する確率が高いアフリカ勢だ。

text by 河治良幸 photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

勝ち上がるカギはアフリカ勢にあり

 大注目のW杯抽選会は日本時間の7日深夜1時に行われる。それに先立ち日本は残るアジア3カ国、北中米カリブの4カ国とともにポッド3に組み込まれた。

 当初FIFAランキングに従いアフリカ、南米と同じポッドに入ると見られたフランスはポッド1のスペイン、ドイツ、ベルギー、スイスをのぞく欧州8カ国と共にひとまずポッド4に置かれ、無作為の抽選で1カ国がポッド2に移動し、そこから通常の抽選が行われることになる様だ。

 日本にとってはポッド1のどこと当たるのか、そしてポッド4からどの欧州国を引き当てるかは黙っていても注目されるだろう。ただ、筆者としてはグループリーグを2位以内で勝ち上がるためのカギはポッド2の相手と見ている。

 南アW杯はポッド1のオランダに加え、デンマーク、カメルーンという厳しい組分けになりながら、カメルーンとの初戦で相手エースのエトオを封じ、少ないチャンスからディフェンスラインの穴を突く形で勝利した。

 オランダには敗れたものの、勝たなければいけないデンマークからFKとカウンターで3得点を奪って念願の決勝トーナメント進出を果たした。

 アフリカ勢と言えば02年W杯でチュニジアに2-0と勝利して初のグループリーグ突破を決めるなど、日本にとってはゲンの良い相手と見なされる。ただ、特徴としては決して与しやすいとは言いがたい。

 今年9月のガーナ戦も結果は3-1と勝利したものの、局面で競り負ける場面が目立つなど、メンバーもコンディションもベストとは言いがたいチームにかなりの苦戦を強いられた。

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