ミラノダービーでインテルを勝利に導いた長友。キャプテンを託されたことが意味することとは?

歴史的な一戦となった。22日のミラノダービーで長友佑都がキャプテンマークを巻いたのだ。試合後にはサネッティらから称賛。長友の真摯な姿勢が実ったものだが、もちろんキャプテンを任されたのはそれだけでない。彼のプレーそのものがダービーでの勝負を分けるポイントになったのだ。

2013年12月24日(Tue)8時13分配信

text by 神尾光臣 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography
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「彼を探したんだ。カピターノ、カピターノってね」

「チャオ、カピターノ」

 長友がミックスゾーンで我われ報道陣に取材対応しているとき、背後からサムエルが表情を崩して茶々を入れてきた。

 彼は、自身5度目の出場となったミラノダービーで、サネッティ、カンビアッソと渡ったキャプテンマークを後半37分から巻かされた。そして後半41分、パラシオの芸術的なヒールシュートにより1-0で勝利。

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【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

「Chi non salta rossonero e!!(飛ばない奴はミラニスタだ)」とサポーターが歌うチャントにあわせ、喜ぶ選手の輪の中で、長友を探してお辞儀をしたのは本家カピターノ。「彼を探したんだ。カピターノ、カピターノってね」とサネッティは喜んでいた。

 このチームに受け入れられ、認められ、すっかり愛されていることの証だ。「感動した。インテルという伝統あるクラブでキャプテンマークを巻けたのは僕自身本当に誇りに感じるし、みなさんに感謝したいなと思う」と長友は語った。

 もちろんその信頼は、彼自身のたゆまない努力によって勝ち取ってきたものでもある。垣根を作らず人に接するコミュニケーションの姿勢もそうだし、練習から試合にまで全力を尽くす姿勢もそう。

 しかしそれは単に姿勢「だけ」が認められたわけではない。とりわけ後者の部分、出し惜しみをしない運動量については、このミラノダービーで勝負を分ける重要なポイントとして作用した。

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