“4番”強奪、こだわる王道の戦い方、チームへの苦言。今振り返る、本田圭佑の言葉

2014年02月11日(Tue)8時54分配信

text by 元川悦子 photo Getty Images
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「サプライズのあるプレーを回数も増やして質も高めていく必要はある」

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アウェイのオーストラリア戦は1-1の引き分けに終わる【写真:Getty Images】

 ところがこの3分後、相手が左CKを蹴った瞬間、内田篤人がアレックスを抑え込んだとみなされPKを取られてしまう。これをウィルクシャーに決められ1-1に。結局、試合は引き分けに終わり、勝ち点3は奪えなかった。

「立ち上がりは向こうの方が入り方がうまかったんで、ちょっと雰囲気と向こうの戦い方のうまさにちょっと後手踏んでたかなって印象はありますね。でも前半の途中から終盤にかけては僕らの方が多くチャンスを作ったし、自分たちのペースではやれてた。

 蹴ってくることは想定内でしたけど、セカンドの対応の速さとか、ファーストの競り合いの質の高さとか、向こうの方がクオリティは高かったかなと思いますね。それでチャンスを2~3回作られてた印象はあるんで、そこは1つの課題かなと。

(自分のアシストは)ショートコーナーに関しては向こうもビデオ分析の段階で嫌がるってのはあったし、監督からもできるだけそこは対応していけと。それが功を奏したというか、いい形に出ましたね。

(3試合で完全復活した?)もっと得点に絡む動きを増やしてかないといけないですし、相手が嫌がるようなサプライズのあるプレーを回数も増やして質も高めていく必要はあるかなと感じますね。

 自分のやりたいことも半分くらいは試せたけど、半分できなかったのは自分自身の問題もあるし、周りとの共有ができてない部分もあった。そこは解決できるかなと思いましたけどね」

 本田は自分自身を冷静に客観視し、静かにメディアの前を去って行った。最終予選3試合での活躍はあくまで新たな自分を構築するうえでの第一歩としか考えていなかったから、そういう淡々とした様子を見せたのだろう。

 ただ、彼が戻ってきたことで、日本代表の攻撃の迫力が戻ってきたのは事実。背番号4として新たな出発を切った男の存在感の大きさを再認識させられた。

【了】

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