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日本代表 10年前

“変化”望む権田と“継続”強調の森重。当落線上の二人が語る、代表レギュラー奪取への決意

text by 後藤勝 photo by Masaru Goto

「ぼくも何かを変えないといけない」(権田)

「がんばったから選ばれるというものでもありません。そもそも全員ががんばっている。しっかりと準備をしたうえで監督やスタッフの方がどういう判断をするか。完成されたプレーを見せつづけないと、競争の土俵に乗ることができない。

(川島)永嗣さんはベルギーで、つい先日に敗れるまでずっと点を獲られず負けていませんでしたし、(西川)周作くんは2年つづけてJリーグで優勝して何かを変えないといけないと移籍をして。

 林卓人さんにしても東口順昭くんにしても、みんなが環境を変えてそれぞれのやり方で変わろうとしている。高いレベルのチームへの、チャレンジだという印象があります。(欧州にいる)永嗣さんに到っては毎日がチャレンジでしょう。

 移籍をしていないぼくも何かを変えないといけないですし、移籍しないなかで結果を出してチャレンジをしないといけない。監督が変わりGKコーチが変わるという変化があったので、そこで吸収できることはしっかりしたい」

 今シーズン移籍をしなかった森重と権田には、イタリア人スタッフによる恒常的な指導がついている。残された時間でどれだけ己を磨けるのか。それが代表の未来を決するのかもしれない。

【了】

提供元:『トーキョーワッショイ! プレミアム

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