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Jリーグ開幕:新監督は軒並み苦戦のJ1開幕戦。徳島も5失点と厳しいスタートに

text by 編集部 photo by Kenzaburo Matsuoka

C大阪対広島は広島が辛勝

 開幕戦で最も注目を浴びたカードといえば、フォルランが加入したセレッソ大阪と2連覇中の王者・サンフレッチェ広島の一戦だろう。フォルランは先発出場したが、味方とのコンビネーションが十分とは言えず、この試合では不発。柿谷曜一朗も仕事ができず、堅守を誇る広島守備陣の前に沈黙した。スコアレスで迎えた後半、塩谷司のボレーシュートが決まり、この1点を守り切った広島が辛勝した。

 新監督が率いているチームも苦戦を強いられていた印象だ。フィッカデンティ監督のFC東京が柏レイソルと引き分けた以外、西野監督の名古屋グランパス、アーノルド監督のベガルタ仙台、ポポヴィッチ監督のセレッソ大阪、大熊監督の大宮アルディージャはすべて敗戦スタート。新監督たちにとって順調な船出とはいかなかったようだ。J1初登場で期待の高まった徳島ヴォルティスはサガン鳥栖に0-5で大敗。厳しい洗礼を受ける結果となった。

 なお今年のJリーグオープニングゴールを記録したのは、清水エスパルスの高木俊幸。開始5分、味方の落としに鋭く反応してゴールネットを揺らした。チームはその後、逆転されたが、終盤に再逆転。清水にとっては7年ぶりの開幕戦勝利に貢献した。

 いよいよ始まった2014年のJリーグ。1シーズン制最後の今年、果たしてどんな結末を迎えるのか。

【了】

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