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ブンデス日本人選手、第26節現地採点を振り返る。ヘルタに欠かせない細貝の闘争心

text by 本田千尋 photo by Ryota Harada

「(バイエルン戦で)ベストを尽くすことで何かを掴めたら」

 これでチームは2連敗となってしまったが、うなだれる様子は一切ない。

「もちろんチームの目標はブンデスリーガ1部に残留することです。どうにか今年1年残留して、また来年チームを作ろうっていう中で、これから1試合1試合が大事になってくると思います」

 次節は、ベルリンのホームに王者を迎え撃つ。

「ここから連戦で、次バイエルンで、その次シャルケってなりますけど、はっきり言って相手の能力は高いクラブですけど、負けることが100%決まっているわけではないので、どうにか自分のベストを尽くすことで、より何かチームが掴めればいいと思います」

 心に炎がほとばしる。

「特にバイエルンとの試合というのは、やっぱり得るものっていうのも各選手凄く多いと思うし、どうにか自分も、こう、何か得なきゃいけないって思っている。負けるつもりもハナからあるわけではないので、とにかくベストを尽くすことで何かを掴めたら、と思っています」

 燃え盛るような言葉を残し、細貝は踵を返した。

 最強と立ち向かうために。

【了】

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