昨季は勝利も今季はレアルに完敗。ドルトムントはなぜ“らしさ”を失ってしまったのか?

チャンピオンズリーグのベスト8、レアル・マドリー対ボルシア・ドルトムントの一戦は3-0とホームのマドリーが勝利した。ドルトムントは昨季勝利した相手であったがらしさがまるで出せず完敗。レヴァンドフスキの欠場でなぜそこまで機能しなくなってしまうのか?

2014年04月03日(Thu)11時19分配信

text by 本田千尋 photo Ryota Harada
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ベストとは程遠いドルトムント

 ボルシア・ドルトムントは来季の問題に直面することとなった。

昨季は勝利も今季はレアルに完敗。ドルトムントはなぜ“らしさ”を失ってしまったのか?
クロップ率いるドルトムントにベストイレブンは存在する【写真:原田亮太】

 2014年4月2日、欧州チャンピオンズリーグ準々決勝1stレグ、ドルトムントはマドリードのアウェイへと乗り込んだ。昨季に続いて決勝トーナメントでレアル・マドリーと顔を合わせることとなったが、今季は第1戦を敵のホーム、サンチャゴ・ベルナベウで戦う。

 ドルトムントの先発メンバーは、GKバイデンフェラー、右SBピシュチェク、CBにソクラテスとフンメルス、左SBドゥルム、ダブルボランチにサヒンとケール、2列目にグロスクロイツ、ムヒタリヤン、ロイス、そしてワントップにオバメヤンである。

 ペップの言う「ベストイレブンは存在しない」バイエルンと違って、クロップ率いるドルトムントにベストイレブンは存在する。1回戦2ndレグのゼニト戦を終えてレヴァンドフスキは累積警告による出場停止となり、シュメルツァーはそけい部の筋肉を損傷、4週間の離脱となった。スボティッチ、ギュンドガンは戦列を離れて久しく、ベンダーも先月離脱している。台所事情は苦しく、ベストメンバーには程遠い。

 そしてマドリーは開始早々から、92年生まれと若く経験の浅い左SBのドゥルムを突いてきた。3分、ベンゼマが右サイドの奥深くでボールキープする。ドゥルムがマークに付くが、対応し切れない。

 ベンゼマは後方から走り込みペナルティエリアの中へと進入したカルバハルへとパスを送る。カルバハルはさらにベイルへと繋ぐ。ベイルは左足の先でボールをゴールに流し込んだ。

 レアルのスターティング・イレブンは、GKカシージャス、右SBカルバハル、CBにペペとセルヒオ・ラモス、左SBにコエントラン、中盤の底にシャビ・アロンソ、その前に2人のMFイスコとモドリッチが並び、左にロナウド、右にベイル、そしてCFはベンゼマである。

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