磐田・シャムスカ監督が日本代表に太鼓判「グループは2勝1分で勝ち点7。ベスト4が現実的な目標」

Jリーグで長年指揮を執りながら日本サッカーを見続けてきたJクラブ外国人監督は現状の日本代表をどう見るのか。日本の文化や日本人の特性まで知り尽くす智将、シャムスカ監督(ジュビロ磐田)に冷静かつ客観的な分析を試みてもらった。(『フットボールサミット第21回 遠藤保仁、W杯を語る』より。取材はW杯本大会登録メンバーが発表される前に敢行した)

2014年06月01日(Sun)9時34分配信

text by 南間健治 photo Getty Images , Torao Kishiku
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【フットボールサミット第21回】掲載

「カタールのクラブにいたときに長谷部選手を獲得しようと試みたんです」

――ブラジルW杯で日本代表は活躍できるでしょうか?

「必ずいいパフォーマンスができると信じています。それはコンフェデ杯からわかると思います。初戦のブラジル戦については移動の疲れがありました。その関係で良いパフォーマンスを出せなかったのだと思いますが、残りの試合ではいいパフォーマンスを出せたと思います。

 多くの関係者からコンフェデ杯でのベストゲームだったという評価を聞くのが日本対イタリアです。その試合で彼らはどの国と対戦しても実力は劣らないことを示したし、自信がついたのではないでしょうか」

――日本がイタリアに善戦できた要因は?

「日本という国柄として、他の国の良いところをどんどん吸収しようと心がけているのはわかる。ただ、日本が良いパフォーマンスを出すときはやはり自分たちの特長をしっかり出せたときだと思います。

 どんな相手であろうとも日本と対戦する国は日本特有の素早い動き、犠牲心、コンパクトさなどに必ずてこずると思います。また、日本代表のメンバーを見ればわかるように数人の選手がヨーロッパのビッグクラブでプレーしている。そういった選手たちが持ってくるものは必ず日本代表にもいい影響を及ぼします。特に人格については非常に反映されると思います」

――それは日本サッカー全体が底上げされているということですか?

「やはりリーグのレベルが上がったのではないかと思います。私が2005年に初来日したときに、常に若手を使わないといけないということを(提言として)投げかけていた。なぜならば、若手ができるだけ早く日本代表でプレーすることで、より早い時期から経験を積めて、より早く高いレベルに成長できるからです。

 久々に日本に戻ってきて各クラブを見ると、やはり若手がどんどん試合に出ていると感じています。様々な面でレベルが上がっていると感じたし、リーグの底上げがあったことは代表にも反映されると思います。実は、カタールのクラブにいたときに長谷部選手を獲得しようと試みたんです。他のどんなクラブでも日本人選手を獲得したいというクラブはあると思う」

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