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Jリーグ 10年前

2試合続けて逆転勝利の神戸、決勝ゴールを決めたのは森岡。神戸の背番号10がアギーレジャパンで輝くために必要なこと

今シーズン序盤を盛り上げたヴィッセル神戸。勝ちきれない試合もあったが、最近は再び調子を上げている。攻撃を担う森岡亮太は日本代表にも選出されたが、成長の余地はまだまだある。特に、同僚の元ブラジル代表から学ぶことは多い。

text by 青木務 photo by Getty Images

神戸の攻撃を牽引する森岡

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日本代表にも選出された森岡亮太【写真:Getty Images】

 今シーズン、ヴィッセル神戸の躍進が序盤戦のリーグを賑わせた。昨年のJ2を2位で終え、J1復帰を果たした。5節から4試合連続で3得点を奪い連勝を重ねると、一時は首位にも立った。今シーズンJ1に昇格したクラブの中で最もスタートに成功したクラブだ。

 前節までの順位は6位。これまでなかなか上位に進出できず、J2降格も経験している背景を考えると満足できる結果かもしれない。しかし、陣容を見ても期待の膨らむチームで、優勝争いに加わる力はある。

 再開後は2勝2分3敗だが、4戦勝ちなしでのリスタートだったことを考えれば、状況は好転しているといえる。

 前節・ベガルタ仙台戦の前半、MF森岡亮太が相手ボランチに抑え込まれた。攻撃を司る森岡には決定的なパスやゴール前での仕事が求められるが、前半はそれができなかった。だが、システムを変更して臨んだ後半は森岡に自由が生まれた。そして後半7分には長い距離のスルーパスを通し、FWペドロ・ジュニオールの得点をアシストした。

 ハビエル・アギーレ監督率いる日本代表にも選出された背番号10がどれだけ自由にプレーできるかが、神戸の勝利の鍵となる。

 そんな中で、セレッソ大阪との関西ダービーを迎えた。

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