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日本代表 10年前

「FWはやっぱり一番はゴール」。W杯での無念を糧に成長誓う大迫。アギーレ体制初出場でチーム初得点を狙う

ウルグアイ戦で出場機会の無かった大迫勇也だが、アギーレ体制2戦目となるベネズエラ戦では先発出場が濃厚。W杯での無念を晴らすため、1部ケルンに新天地を求めたが、成長ぶりを示せるだろうか。

text by 元川悦子 photo by Getty Images

「積み重ねていけば、そこまで時間はかからない」

「FWはやっぱり一番はゴール」。W杯での無念を糧に成長誓う大迫。アギーレ体制初出場でチーム初得点を狙う
ハビエル・アギーレ監督は9日のベネズエラ戦に向けた前日会見で、ウルグアイ戦からスタメンを5人入れ替えることを明言【写真:Getty Images】

「明日、変更がいくつかある。選手全員を見たいので5人変わる。試合中にも交代はあると思う。この試合は勝ちたい」

 ハビエル・アギーレ監督は9日のベネズエラ戦(横浜)に向けた前日会見で、5日のウルグアイ戦(札幌)からスタメンを5人入れ替えることを明言した。

 もちろんその中には1トップの大迫勇也(ケルン)も含まれているはず。公開された7日の練習で、大迫は本田圭佑(ミラン)、柿谷曜一朗(バーゼル)とともに3トップを形成。

 中央でターゲットになったり、サイドバックが上がってきたところで同じ方向に流れて逆さいどから飛び出せるスペースを作ったりと、いち早く新指揮官の戦術を実践していた。

「(監督から要求されていることは整理できた?)だいたい。(約束事が)そこまで細かいわけじゃないから、積み重ねていけば、そこまで時間がかからずにできるのかなと思いますね。

 前目の選手は動き出しのことを結構言われる。『このタイミングで動いてほしい』とか。ロングボールに対してのイメージも持ててますし、3トップとインサイドハーフとの距離感を大事にさえすれば、うまくはまるのかなと思います。

 あとはしっかり守備してボールを取った時にしっかり攻撃につなげていくのがこのチームの1つの形。それも大きな仕事ですね」と大迫は理解力の早さを垣間見せた。

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