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日本代表 10年前

「FWはやっぱり一番はゴール」。W杯での無念を糧に成長誓う大迫。アギーレ体制初出場でチーム初得点を狙う

text by 元川悦子 photo by Getty Images

「FWはやっぱり一番はゴール」

「FWはやっぱり一番はゴール」。W杯での無念を糧に成長誓う大迫。アギーレ体制初出場でチーム初得点を狙う
大迫は決定力不足という課題を克服するために、ケルンに新天地を求めた【写真:Getty Images】

「(ミナとどんな違いを出せるか?)動き出しにしろ、競り合いにしろ、そこは自分らしさを出せると思うし、ゴールに向かうことがもっとできるし、シュートの回数ももっと増やせると思う。そこは意識してやりたいですけどね。

 4-3-3なんで、自分で局面を打開する場面も多少なりとも出てくると思う。個も大事になってくるし、チームプレーも大事だから、いいバランスを取れるようにしていきたいです。

 ただ、いずれにしてもFWはやっぱり一番はゴール。ゴールに向かうプレーを増やしていければ、チームとしても勢いづくし、その役割が1トップにはあると思う」と大迫はブラジルW杯で奪えなかったゴールを積極果敢に取りに行く構えだ。

 ブラジル大会では、特にギリシャ戦(ナタル)で再三再四、決定機を迎えながら肝心なところで決めきれなかった。その決定力不足という課題を克服するために、ブンデスリーガ1部のケルンに新天地を求めた。

 そのケルンでは瞬く間にレギュラーポジションをつかみ、30日の今季第2節・シュツットガルト戦で移籍後初ゴールを挙げた。その勢いと成長ぶりを日本代表のピッチで今こそ示す必要がある。

 大迫はアギーレジャパン初ゴールを奪い、真のエースに名乗りを挙げることができるのか…。明日は彼の真価が問われる一戦になりそうだ。

【了】

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