ビルトは香川にはやや低い「4」をつける
ボールが足元を離れた途端、クラマーはこう思ったという。
「ちっ、やっちまった!」
ボルシアMGのMFがそう語った、2014年11月10日付のルール地方の地元紙デュッセルドルフ・エクスプレスは「クラマーのブラックアウト!」という見出しを付けた。
デュッセルドルフ・エクスプレス紙だけでなく、9日にドルトムントがボルシアMGに勝利した試合について、ドイツメディアはこぞってクラマーのオウンゴールを取り上げている。10日付の独大衆紙ビルトは「夢のオウンゴールがファブレの連勝記録を止める」という大きな見出しを付けた。
ビルト紙によるボルシアMG戦のドルトムントの先発メンバーの採点は次のとおり。
【GK】バイデンフェラー「3」、【DF】ピシュチェク「3」、スボティッチ「3」、ソクラティス「2」、ドゥルム「3」、【MF】ケール「2」、ベンダー「1」、ムヒタリヤン「3」、香川真司「4」、ロイス「2」、【FW】オバメヤン「3」
香川には「4」とやや低評価である。
クラマーのオウンゴールでボルシアMGに勝利したことについて、デュッセルドルフ・エクスプレス紙に対してクロップは「私は既に長い間持てなかった勝利の感情を抱いているよ。そのことに対しては、ほとんど言葉が見つからない。今我々はようやく2桁の勝ち点を手にしている」と述べた。
クロップは言う。「この感情は素晴らしいものだ」
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