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J2から再出発のC大阪、新監督にアウトゥオリ氏が就任

text by 編集部 photo by Getty Images

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C大阪の新監督に就任したパウロ・アウトゥオリ氏【写真:Getty Images】

 来季J2に戦いの場を移すセレッソ大阪は16日、パウロ・アウトゥオリ氏が新監督に就任したと発表した。

 アウトゥオリ氏は1956年生まれの58歳。母国ブラジルやペルーなどで監督を務め、カタール代表で指揮をとったこともある。2006年には1年間、鹿島アントラーズを率いて高卒ルーキーの内田篤人をリーグ開幕戦から起用するなど、その後の鹿島の黄金期の礎を築いた一人でもある。

 C大阪の公式HPを通して同監督は「ポルトガル語には、”Ser” と “Estar” という意味の異なる二つの言葉があります。どちらも「?である」という意味ですが、”Ser” は「永続的・恒久的である」、”Estar” は「一時的である」という意味で使い分けます。名門セレッソ大阪は永遠で偉大なるクラブです(ser)が、J2に行くのは一時的なものです(estar)。だからこそJ2での戦いを通して名門再建を図るためには、選手・スタッフがハードでかつ質の高い練習を積み重ねていかなければなりませんし、サポーターの方々も一緒になって固い絆を作り上げなければなりません。

 クラブに携わる全ての皆さん、セレッソの一員として来シーズンの一時的な局面を共に歩んでいこうではありませんか。名門セレッソ大阪の一員となることができ、非常に光栄に、そして誇りに思います。ベストを尽くして、シーズンが終わった時には我々がいるべき場所、J1に復帰し、偉大なクラブである(ser)ことを示します。そのためにもサッカーで何より重要な存在であるサポーター、そして選手の皆さんの力を貸してほしいと思います。なぜなら世界中を魅了するサッカーの真の主人公はサポーターと選手なのですから。セレッソ、前進せよ!」とコメントしている。

 今季は優勝候補と目されながらJ2降格となったC大阪。経験豊富な新監督と共に、1年でのJ1復帰を目指す。

【了】

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