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吉田、2戦連続完封勝利にも「当然。そのレベルにいる」。王者のプライド示す

text by 編集部 photo by Getty Images

吉田、2戦連続完封勝利にも「当然。そのレベルにいる」。王者のプライド示す
勝利も浮かれない吉田麻也【写真:Getty Images】

【日本1-0イラク アジア杯グループD第2節】

 同グループ最大の難敵と言われたイラクと対戦した日本。23分にはFW本田圭佑のPKで1点を先制。その後は得点が生まれず1-0で勝利を収めた。

 この結果、4-0で勝利したパレスチナとの初戦に続いて2戦連続の完封となったが、DF吉田麻也は「結果は当然」とした上で「大会を通してクリーンシートを続けることが大事」と、今後も継続して行く必要性を説いた。

 また、無失点とはいえ1-0という最少得点での勝利には「もっと点が必要だった」と消化不良気味。「相手にそこまでのクオリティーは感じなかった。自分で自分の首をしめた結果」と、課題の残る試合だったことを強調した。

 しかし、勝利は金銭で買えるものではなく、何が起こるのかわからないのがスポーツの醍醐味であり魅力。

 それだけに「こういう点が入らない日もある」と一定の理解を示し、「そういう試合はアジア杯だけではなくW杯予選でも中東のアウェーであると思う。そういった試合でもしっかり勝ちを手繰り寄せるようにしなければならない」と、改めて気を引き締めた。

 一方で、現チームはアギーレ監督の下で発足して半年。まだまだ完成度は高くないため、「僕らにとって1ヶ月一緒に居られる時間は貴重。しっかりチームの基盤を作るために勝ち続けながら成長していかないといけない」と今大会を通してチームとして成熟していくことの重要性を語った。

 この勝利で勝ち点を6に伸ばした日本。ヨルダンとのグループステージ最終戦にむけては「ほぼ予選突破を決めつつあるけど次のゲームも勝たなければいけない」と必勝を誓い、「自分たちはアジアではそのレベルにいる」と、王者としてのプライドをのぞかせた。

【了】

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