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Jリーグ 9年前

昇格組金沢、無敗のC大阪を撃破し4連勝! 東京Vは3点差からラスト12分で逆転勝ち…J2第7節

text by 編集部 photo by Getty Images

千葉は難敵・大宮を下して首位奪回

 開幕から1勝2分3敗とこちらも厳しい戦いを強いられている栃木SCは、ギラヴァンツ北九州と対戦。ホームで2勝目を挙げたいところだが、序盤から北九州に主導権を握られて15分に小松塁のゴールで先制を許してしまう。

 35分には大塚翔平、そして64分に再び小松に決められて3点のビハインドを背負った栃木は、70分にハン・ヒフンを退場で失ってしまう。

 それでも82分と84分に途中出場の中美慶哉がゴールを奪って1点差に迫ったが、アディショナルタイムに原一樹が2試合連続となるゴールを奪って勝負あり。1人少ないながら踏ん張った栃木は4敗目となった。

 連勝を狙ってアウェイに乗り込んだ愛媛FCは序盤から豊富な運動量と鋭いプレスで試合を優位に運ぶ。しかし、ホームで負けられないザスパクサツ群馬は徐々にペースをつかんで押し返していく。

 しかし、42分に有薗真吾が2枚目のイエローカードを受けて退場すると、守備陣形が崩れたところで46分に河原和寿のゴールで愛媛に先制されてしまう。悪い流れを断ち切れないまま0-1で完封負けを喫した群馬は3連敗となってしまった。

 3試合勝ちのないコンサドーレ札幌はカマタマーレ讃岐に大苦戦。だが、讃岐も決定機を決め切ることができずスコアレスドローに終わっている。

 ホームで未だ勝利のない京都サンガF.C.は好調のV・ファーレン長崎の前に屈した。14分に長崎のJ2通算100得点となるゴールを木村裕に沈められると、好プレーを見せていた伊藤優汰を負傷で失ってしまう。

 そこからリズムを悪くし、長崎は40分に黒木聖仁の追加点が決まる。さらに悪い流れの続く京都は44分に宮吉拓実がレッドカードで退場となり10人に。

 そのPKをイ・ヨンジェに、62分にはダメ押し点を木村に決められて勝負あり。京都は87分に有田光希が1点を返すものの、焼け石に水で、最終盤に菅沼駿哉が退場するなど最悪の内容で完敗を喫した。

 FKのこぼれ球に反応した横浜FCの三浦知良は2試合連続ゴールを奪ったかのように見えたが、記録はオウンゴールに変更されて幻のゴールに。この1点を守った横浜FCはアウェイでロアッソ熊本を下している。

 昇格争いをするだろうジェフユナイテッド千葉と大宮アルディージャの一戦はチーム状況を表すかのような試合となった。終始いい距離感で主導権を握った千葉が井出遥也の2ゴールで大宮に快勝を収めた。

 大分トリニータ対アビスパ福岡の「バトル・オブ・九州」は福岡に軍配。56分に末吉隼也のFKで先制すると、67分には福岡の象徴・城後寿が決勝ゴールを挙げた。おおいたの反撃を終盤の高松大樹による1点に抑え、2連勝。4試合負けなしだ。

 全11試合の結果は以下の通り。

水戸 3-0 徳島
栃木 2-4 北九州
群馬 0-1 愛媛
磐田 1-1 岡山
讃岐 0-0 札幌
京都 1-4 長崎
熊本 0-1 横浜FC
千葉 2-0 大宮
東京V 4-3 岐阜
C大阪 0-2 金沢
大分 1-2 福岡

【了】

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