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仏大使館訪問のハリル監督「サムライのような何にも恐れないチームを作りたい」

text by 編集部 photo by Getty Images

仏大使館訪問のハリル監督「サムライのような何にも恐れないチームを作りたい」
独自のチーム作りを宣言するハリルホジッチ監督【写真:Getty Images】

 日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督が16日、東京都内の在日フランス大使館に同国のカネール都市青少年スポーツ大臣を表敬訪問した。その際のインタビューをFIFAの公式サイトが同日掲載している。

 日本代表について語ったハリルホジッチ監督は「まだなすべき仕事がたくさんある。アジア杯に敗退後、日本サッカーはデリケートな時間を過ごしている」と、感じているようだ。

 そして「全てのチームと同様に不足しているものとクオリティを持っている。弱点は修正する必要があるし、もちろん強みもある」と、日本代表の印象を語った。

 日本代表の強みについて「才能と熱意にあふれている。規律を順守し、礼儀正しい」と明かし、これが基礎になると考えている様子。

 さらに「日本はサムライジャパンと呼ばれている。サムライは恐れを知らない。何にも恐れないチームを作りたい」とチーム像を語った。

 見本とするチームは無いようで「私はバルセロナを模倣しない。誰もがバルセロナを目指すが、メッシが必要だ。我々の選手は別の人間。本田と香川はメッシではない。バルセロナの様にプレーすることを彼らに求めてはいない。本田と香川のようにプレーすることが必要だ」と、あくまで独自のチームを作ることを宣言している。

 ロシアW杯アジア2次予選の組み合わせも決まり、いよいよW杯に向けての戦いも始まる。ハリルホジッチ監督は「現実的に見て日本はまだ世界の第3勢力だ。FIFAランク50位が物語っている。W杯に優勝するとは言わない」と、現実を見つつも「歴史を作りたい」と野望を抱いている。

 そして「敗北は私の哲学に反する。もし負けてしまったら、何も話すことが出来なくなってしまうだろう」と、勝負へのこだわりを明かし、アジア2次予選について「旅行しに行くわけでもない。勝つために行く」と意気込んでいる。

【了】

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