早大の主力2人が語る大学サッカーの持つチカラ。『人間性』を育む学生最高峰の舞台とは

2015年06月29日(Mon)13時40分配信

text by 編集部 photo getty images , editorial staff
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「これまで関係ないと思っていたことがピッチ内にも反映されている」

――山内選手は『人間性』についてどのように考えていますか?

山内「高校の時は『人間性』のような考え方はありませんでした。ましてそことピッチ内でのメンタルの強さや一定のパフォーマンスを発揮することは別物と考えていたんです。でも、このチームに入ってからは監督が常日頃から言っている『人間性の向上がプレーの向上につながる』というのを、自分のことを振り返っただけでも強く意識するようになりました」

――ピッチ外での『人間性』の向上が実際のプレーにもつながっているんですね。

山内「たとえば自分が苛立ってファウルが多かった時にパフォーマンス全体を見てどうだったかを考えたら、良くはないですし、実際チームのために声を出して走った試合の方が出来の良かったことが多かった。ピッチ外での人間性や練習に取り組む姿勢、日常生活での行動といった、これまで関係ないと思っていたことがピッチ内にも反映されているんです。

 高校の時は大一番で緊張せずできる人のことをメンタルが強いと思っていましたが、大学に入ってからは日々の練習から100%を出すのが当然になっていて、大きな大会でも練習と同じことをすれば自分のパフォーマンスを発揮できる状態を作っている人こそ実力があって『メンタルが強い』と考えるようになりました。

 高校で結果が出なかったことに対していろいろな考えがありましたけど、日々の練習から足りない部分が多かったと強く感じたので、いまはピッチ内外でプレーと関係なくても、必ず何か関係があると思って行動するようにしています」

――新井選手は『人間性』を意識して自分が変化したことを実感していますか?

新井「中学と高校の時はキャプテンをやっていたんですけど、結果が出ずにトラウマのようになっていた部分があって、大学では絶対に(キャプテンは)やらないと決めていました。もちろん学年の代表を決めるときもその気持ちがあったから絶対に手を挙げなかったし、出ていかなかった。

 でも、みんなに『どうなの?』と聞かれて、自分自身このチームにいる覚悟が足りていないし、本当にこのままでいいのかと思って、この学年の上に立つ覚悟を決めました。その分変わらなくてはいけないというのは大きかったし、誰かがミスをした時に自分が先頭に立って叱ったりする分、自分もちゃんとやらないと周りがついてこないと感じたので、大きな変化があったのではないかと思います」

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