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大敗のドルト戦を糧に。川崎F中村「あの試合で見えたものは間違いなくある」

text by 編集部 photo by Getty Images

大敗のドルト戦を糧に。川崎F中村「あの試合で見えたものは間違いなくある」
中村憲剛【写真:Getty Images】

 川崎フロンターレは10日、明治安田生命J1リーグ2ndステージ開幕戦・FC東京戦に向けて練習を行った。

 1stステージ第14節の清水エスパルス戦以来のスタメンが予想されるMF中村憲剛は、ボランチではなくトップ下での出場することになりそうだ。

 スタメン復帰については「準備もしてきましたし、やるだけ。自分のパフォーマンスをチームのために出したい」と短く決意を述べた。

 高い位置でのプレーとなるが、「自分の感覚とチームの状況を見ながらうまくポジショニングを取れれば」と、バランスを取りながら対応していく意思を示す。

 7日に行われたドルトムントとの親善試合は0-6と大敗した。「Jクラブとしては悔しいですし、恥ずかしい」と振り返ったが、収穫の大きさは計り知れない。

「ここに向かわないといけない、という共通意識ができたことはすごく大きい。見たり聞いたりするだけでは得られないものがあのピッチにはあった」

 チーム全体にも意識の変化は生まれているようだ。ショッキングな結果ではあったが、差を見せつけられたこそ、目指すところへ到達するための距離も知ることができた。

「あの試合をやったおかげで見えたものは間違いなくある」と中村はいう。それをJの舞台で表現できれば、ステージ制覇も夢ではない。

 前回の多摩川クラシコは退場者を出したこともあり、逆転負けを喫した。「1stステージで悔しい負け方をしていますし、ホームでリベンジしたい。まず1勝することが大事」と中村はいう。川崎はライバルから勝ち点3を奪い、勢いを掴むことができるだろうか。

【了】

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