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日本代表 9年前

英国人が見た中国戦「遠藤と武藤は良かったけど…」「そろそろ韓国がアジアNo.1かも」

シリーズ:英国人が見た○○戦 text by 編集部 photo by Getty Images

「ゴールシーンはワンタッチ。ロングボールじゃなくてロングパス」

――中国が1-0とリードを得ましたが、ここまでで印象的な選手はいますか?

「中国の22番ユ・ダーパオだね。日本の守備陣に良いプレッシングをしている。勝ちたいという気持ちを感じる。日本はそういった選手が1人もいない。この雰囲気の中で集中しないといけない」

――しかし、このままビハインドで前半を終えるかと思いましたが、41分に武藤が同点ゴールを決めて1-1。前半を通して日本のパフォーマンスはいかがでしたか?

「点をとるまでは、最近の日本らしいプレー。ボールをキープするけどスピードがなかったし、全員が2タッチ、3タッチ。国際サッカーでそれはできない。ゴールシーンはワンタッチだったね。ロングボールじゃなくてロングパス。もっと速い判断でパスすればチャンスを作れるし、試合をコントロールできる」

――なるほど。では、後半で勝利を手にするためにも期待したい選手は誰ですか?

「宇佐美だね。日本ではトップレベルの選手。このようなゲームで彼はFWとしてゴールをとらないといけない。けど、この大会でまだ素晴らしいパフォーマンスを見せていない。この後半で、本当の宇佐美らしいプレーを見せてほしい」

――そうですね。期待されたようなチームの中心として引っ張る存在にはなれていませんね。ただ、後半もあまり決定的なチャンスのないまま川又が興梠と交代となりました。川又のパフォーマンスはどうでしたか?

「良くなかった。センターFWとして貢献しないといけない。相手の邪魔しないといけない。ただ、彼のせいだけでけではなく、2列目のサポートも良くない。ボールをキープできれば他の選手も動ける」

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