フットボールチャンネル

広島、アウェイでG大阪下すも…鹿島勝利でステージ優勝は最終節に持ち越し

text by 編集部 photo by Getty Images

広島、ドウグラス弾でG大阪下すも…鹿島勝利でステージ優勝は最終節に持ち越し
サンフレッチェ広島のドウグラス【写真:Getty Images】

【ガンバ大阪 0-2 サンフレッチェ広島 J1 2ndステージ第16節】

 明治安田生命J1リーグ2ndステージ第16節が7日に各地で行われ、ガンバ大阪とサンフレッチェ広島が対戦した。

 勝てば今節で優勝が決まる可能性もある広島。佐藤寿人のJ1通算得点記録にも期待がかかる。一方ホームのG大阪もチャンピオンシップ出場権獲得に向けて負けるわけにはいかない。

 前半は互いに持ち味を発揮しながらチャンスを作っていく。広島は柴崎晃誠や佐藤、ドウグラスといった前線に効率よくボールを供給してシュート機会を生み出す。

 対してG大阪はボールを支配し、パトリックのポストプレーを活用しながらゴールを狙ったが、両チームとも得点を奪えず前半を0-0で終えた。

 試合が動いたのは後半に入って55分、ペナルティエリア手前からのFKをドウグラスが左足で直接沈め、広島が待望の先制点を手にする。

 反撃したいG大阪だったが、思わぬアクシデントが襲う。失点直後、GKの東口順昭がひざを抑えて座り込んでしまう。そしてそのままプレー続行となり、ベテランの藤ヶ谷陽介と交代を余儀なくされた。

 広島も60分を過ぎて予期せぬトラブルに見舞われる。自陣ペナルティエリア内で相手DF岩下敬輔と競り合った水本裕貴が頭を打ってしまい、佐々木翔と交代しなければならなくなった。

 それでも広島は止まらない。記録のかかった佐藤は浅野拓磨と交代してしまったが、89分に清水航平が追加点を奪って勝負あり。G大阪には追い打ちをかけるように災難がふりかかる。後半アディショナルタイムに入った直後、パトリックが塩谷司を蹴ってしまい一発退場。最終節は出場停止になってしまった。

 アウェイでG大阪を0-2で破った広島だが、鹿島アントラーズが横浜F・マリノスを2-0で下したため、ステージ優勝決定は最終節に持ち越されることとなった。2ndステージ最終節は22日に行われ、広島はホームで湘南ベルマーレと、鹿島も同じくホームで名古屋グランパスと対戦する。

【得点者】
55分 0-1ドウグラス(広島)
89分 0-2 清水航平(広島)

【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top