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町田、4年ぶりのJ2復帰! エースの連続弾と守護神のPKストップで大分を振り切る

text by 編集部 photo by Getty Images

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町田がJ2復帰を決めた【写真:Getty Images】

【大分トリニータ 0-1(2戦合計1-3)FC町田ゼルビア J2・J3入れ替え戦第2戦】

 J2・J3入れ替え戦の第2戦が行われ、大分トリニータとFC町田ゼルビアが対戦した。鈴木孝司のゴールで町田が1-0で勝利し、2戦合計でも3-1と大分を上回った。この結果、2012年以来4年ぶりとなるJ2復帰を決めた。

 第1戦を制したのは町田だった。先制こそ許したが、前半アディショナルタイムにエースの鈴木孝司が同点ゴールを奪う。そして、72分に再び鈴木孝が決めて逆転。終始攻め続けた町田が、ホームで相手を圧倒した。

 何としてもJ2に残留したい大分だが、第1戦で若狭大志と鈴木義宜が退場処分を受けて出場停止。さらにこの試合で負傷した三平和司も欠場となった。満身創痍の状態でホームに帰ってきた。

 そして迎えた第2戦、開始早々に大分の高松大樹が右足首を痛めるアクシデント。だが、表情を歪めながらピッチに戻ってきた。

 大分は9分、エヴァンドロが右サイドで相手をかわしてクロスを送る。ファーサイドで高松がスリーでヘディングシュートを放つもこれはGK正面に飛んだ。

 その後も大分は長いボールを使って前へ出て行く。ピッチコンディションは良好とは言えず、前線の高さや馬力を活かす上でもこうした戦い方は理に適っている。

 そして34分、大分に絶好のチャンスが訪れる。CKのこぼれ球を拾った安川有がペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。しかし、高松の右を狙ったシュートはGK高原寿康に阻まれ、先制点とはならなかった。

 スコアレスで迎えた後半も大分のペースで試合が進む。しかし、町田も崩れない。そして57分、鈴木孝が裏へ抜け出すとペナルティエリア内で倒され、今度は町田にPKが与えられる。これを鈴木孝自らが確実に決めて、町田が先制に成功した。エースストライカーが第1戦に続き、この日もゴールを奪ってみせた。

 その後も一進一退の攻防を繰り広げる両チーム。大分がゴールへ迫れば町田もチャンスを作り出す。そして、試合終了のホイッスルが鳴り響く。町田が1-0で勝利し、2戦合計でも3-1と上回った。この結果、2012年以来4年ぶりのJ2復帰が決まった。

【得点者】
58分 0-1 鈴木孝司(町田)

【了】

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