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香川真司 8年前

フランクフルト戦、香川は先発へ。馴染みのメンバーとともに“イメージの共有”を取り戻す

text by 本田千尋 photo by Getty Images

ベストメンバーでの戦いが予想されるフランクフルト戦

 ドルトムントの前半戦も、残すところ1週間となった。13日にはブンデスリーガの第16節を13位のフランクフルトと戦う。前半戦ではホームの最終戦となる。

 再会が望まれるクロップが率いた昨シーズンの同時期は16位だった。地獄のような前半戦だった昨季を振り返れば、今3位のボルシアMGに勝ち点で9ポイントの差で2位を堅持していることは、特筆すべきことだろう。

 ELのグループC最終節ではPAOK戦を0-1で落としたが、ブンデスリーガで結果を残していることもあってか、決まっていないクロップ・リバプールとの対戦に思いを馳せるゆとりが今のBVBにはある。

 PAOK戦の結果について、ベンダーからもスボティッチからも口を突いて出たのは反省の弁だったが、切り替えてフランクフルト戦に臨むことは十分に可能だろう。

 12日付の『ビルト』誌は、フランクフルト戦のドルトムントの先発予想を次のとおりとする。

【GK】ビュルキ、【DF】ピシュチェク、ソクラティス、フンメルス、シュメルツァー、【MF】バイグル、ギュンドアン、香川真司、ロイス、ムヒタリヤン、【FW】オーバメヤン。

 控え組が主体となって戦ったPAOK戦の後で、香川は選手間でのイメージの共有や流動性の欠如を課題として挙げた。フランクフルト戦では、昨季とは見違えるようなパフォーマンスを残してきた馴染みのメンバーでの戦いが予想される。

 フランクフルトは3連敗中とあまり調子は良くない。対フランクフルト戦では、連動や連係のためのイメージの共有が、夢想に終わることはないはずだ。

【了】

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