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CLベスト16 2ndレグ。因縁決着へPSGのキーマンは? チェルシー、低迷は栄光への“フラグ”か

チャンピオンズリーグ(CL)ベスト16、2ndレグ。3シーズン連続での激突となったパリ・サンジェルマン(PSG)とチェルシーの因縁のカードは、パリでの1stレグをPSGが制した。しかし、スコアは2-1。チェルシーの逆転も十分可能な状態だ。そしてチェルシーの過去を振り返れば、国内リーグでの低迷はカップ戦タイトルの“フラグ”ともいえるが…。

text by 海老沢純一 photo by Getty Images

2-1は1-0より危険なスコア

 3シーズン連続での激突となった両者。13/14シーズンはベスト8でチェルシーが、翌14/15シーズンはベスト16でPSGが勝ち上がっており、対戦成績は五分となっている。ある意味では、今回の2ndレグが決着をつける舞台となる。

 1stレグはPSGのホーム、パルク・デ・プランスで行われ2-1のスコアでホームチームが勝利した。内容を見ても圧倒的にPSGが上回る展開で、この1試合だけを切り取れば完勝といえる。

 しかし、CLの妙味でもあるのがアウェイゴール。チェルシーはジョン・オビ・ミケルの今季公式戦初となるゴールで、貴重な1点を奪っている。通説では、ホームチームの2-1は1-0より危険なスコアと言われている。

 では、勝ち抜けの確率はどうか? データから2ndレグを占ってみよう。チャンピオンズリーグと名を変えた92-93シーズンから昨季までのホームでの初戦を以下のスコアで終えた場合の成績だ。

0-0 9勝20敗
0-1 1勝22敗
0-2 0勝10敗
0-3 0勝5敗
0-4 0勝1敗
0-5 0勝3敗
1-0 22勝13敗
1-1 13勝21敗
1-2 1勝5敗
1-3 0勝5敗
1-6 0勝1敗
2-0 18勝2敗
2-1 12勝10敗
2-2 2勝10敗
2-3 0勝5敗
2-4 0勝1敗
2-5 0勝1敗
3-0 7勝2敗
3-1 8勝6敗
3-2 1勝6敗
3-3 0勝2敗
4-0 6勝0敗
4-1 6勝1敗
4-2 1勝1敗
5-1 1勝0敗
5-2 2勝0敗

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