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王者広島、不振脱せず。湘南とドローで公式戦5試合未勝利

text by 編集部 photo by Getty Images

ピーター・ウタカ
新加入のウタカは結果を残しているが…【写真:Getty Images】

 昨年のJリーグ王者サンフレッチェ広島が不調のトンネルから抜け出せずにいる。12日に行われた明治安田生命J1リーグ1stステージ第3節で湘南ベルマーレと2-2で引き分け、公式戦5試合未勝利が続いている。

 後半開始早々にパウリーニョの強烈なミドルシュートで湘南に先制を許した広島は、67分にピーター・ウタカのゴールで追いつくも直後に再び勝ち越される。後半アディショナルタイム5分にオウンゴールでなんとかドローに持ち込んだ。

 試合内容は悪くない。湘南戦も前半はシュート数で9対1と圧倒し、後半も押し気味に進めたが要所で決めきれず失点をカバーできなかった。先月23日のACL山東魯能戦から、川崎FとのJ1開幕戦、ACL第2節FCソウル戦、名古屋戦、湘南戦と戦ってきたが、無得点は1試合のみ。ゴールを挙げながらも勝ち切れない試合が多い。

 4年間で3度リーグ優勝を遂げたチームのベースは変わっておらず、総合力はむしろ上がっている。だがなかなか結果が出ない。このまま暗く長いトンネルに突入してしまうのか。森保一監督の修正力と選手達の真価が問われる序盤戦となりそうだ。

【了】

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