「アジア王者」として申し分ない結果で最終予選へ
豪州がW杯アジア最終予選へと駒を進めた。残り2戦となっていた2次予選のホーム2連戦を危なげなく連勝、7勝1敗で勝ち点21を積み上げた。これは、堂々の無敗で22点を積み上げた日本に続き、韓国やウズベキスタンといった他のアジアの雄と肩を並べる成績で、「アジア王者」として申し分のない結果だろう。
アデレードでの11年ぶりの代表戦となった3月24日の対タジキスタン戦で、アンジ・ポスタコグルー監督がピッチに送り込んだのは、以下の顔ぶれ。
GKはマット・ライアン(バレンシア)。マシュー・スピラノヴィッチ(杭州緑城)を欠くDF陣は、もう一人のレギュラーCBのトレント・セインスベリー(江蘇蘇寧)とイングランドでキャリアを積んできたベイリー・ライト(プレストン・ノースエンド)の若いCBコンビ。
左右のいずれも絶対的なレギュラーがいないSBには、DFラインならどこでもこなすライアン・マクゴーワン(河南建業)が右SB、名門リヴァプールで順調な成長を見せる期待のブラッド・スミス(リヴァプール)が左SBに入った。
中盤の底には、キャプテンのミレ・ジェディナク(クリスタル・パレス)。攻撃的MFには、今やAリーグ最高の選手となったアーロン・ムーイ(メルボルン・シティ)と昨年のアジア大会でブレークしたマッシモ・ルオンゴ(QPR)を並べて配置。
前線には、左右のウィングにネイサン・バーンズ(FC東京)とマシュー・レッキー(インゴルシュタット)、CFは代表デビューのアポストロス・ジアノウ(広州富力)を起用。絶対的エースのティム・ケーヒル(杭州緑城)と最高のチャンスメーカーのロビー・クルーズ(レバークーゼン)をヨルダン戦に向けて温存した。