3大会連続の“日豪同舟”。W杯最終予選、日本に苦手意識ない豪州。危険な楽観論も?

W杯最終予選で日本と同組になった豪州。日本の最大のライバルとなる豪州はこのグループをどうとらえているのか? 厳しい戦いが予想されるが、豪州は日本への苦手意識は少なく、若干の楽観論も見え隠れする。(文:植松久隆)

2016年04月16日(Sat)11時00分配信

text by 植松久隆 photo Getty Images
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UAEを強く意識する豪州指揮官

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サッカルーズを率いるアンジ・ポスタコグルー監督【写真:Getty Images】

 4月12日夜、クアラルンプールで行われたW杯最終予選の組み合わせ抽選会で豪州の対戦相手が決まった。グループBの豪州以外の5ヶ国は、日本、サウジアラビア、UAE、イラク、タイ。

 “豪州番”を自称して日本に豪州情報を発信してきた身には、日豪両国が3大会連続で“日豪同舟”となるか否かは死活問題だった。その点は結果オーライで、日本の読者の皆様に向けて発信する機会は確保できたということになる。あとは、移動が大変な中東勢が3ヶ国入ってきたことが大きな負担になりそうだというのが、正直な感想だ。

 ここでは、豪州国内が今回の組み合わせにどうリアクションして、どう報じたかを見ていきたい。

 まずは、サッカルーズを率いるアンジ・ポスタコグルー監督のリアクション。抽選会場から出てきてすぐに待ち構えた豪州メディアのカメラには、やや浮かない表情で一気に語った。

「タフなグループ。言うまでもなく日本とサウジアラビアは伝統的にとても強い。タイ、イラク、UAEといったチームも伸びてきている。UAEが強いということはアジアカップで分かっているし、ああいうチームは我々にとって非常に厄介。タフなグループだけど、準備はできている」

 抽選直後でもあり、これは本音と言って差し支えあるまい。30秒にも満たない発言の中で、UAEだけに具体的に言及しているあたりが面白い。ここから「このグループのカギを握るのはUAE」とのポスタコグルー監督の考えが透けて見えてくるようだ。

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