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バンビーノ・石山大輔さんが語る、サッカー大国ブラジルと鹿島、ジーコと大野俊三【INTERVIEW】

ウェブ番組『FChan TV』とのコラボ企画。かつてブラジルに留学し、サッカー三昧の日々を送った経験のあるバンビーノの石山さんが、ブラジルサッカーと鹿島アントラーズについて語った!(取材・文:中山佑輔)

シリーズ:FChan TV text by 中山佑輔 photo by Asuka Kudo/ Football Channel, Getty Images

高校のサッカー部ではスパルタ指導を経験した

バンビーノの石山大輔さん
バンビーノの石山大輔さん【写真:工藤明日香/フットボールチャンネル】

―――サッカーがお好きになったきっかけから教えていただけますか?

 お兄ちゃんが小学校3年生になったときにサッカークラブに入ったんですけど、3年生から入れないはずなのに、僕もついて行ってたら入れてくれた。高校はサッカーが強い学校に行って、1年と3年の県大会で優勝したかな。そのときの先生が愛媛では有名なスパルタの人で、なかなか……(笑)。

―――どんな練習をされるんですか?

 もともと田んぼやったところがグラウンドになってるみたいな感じで、水はけがめっちゃ悪かったんです。そこで、タイヤに綱をつけて走っていくみたいな(笑)。あとはトンボひくんですけど、ぬかるむからって、そのトンボの上に先輩や後輩が乗って、それをひく(笑)。グラウンド整備兼練習みたいな。朝トンボ、昼トンボ、夜は先輩乗せてトンボ(笑)。しんどかった思い出しかないな。

―――大学のときもプレーされていたんですか?

 もうケガがあったんで、部活とかじゃなくて趣味程度ですね。大学では第二外国語でポルトガル語を選んで、ブラジルで日本語の先生をやろうと思ってた。

 そのうち就活とか、教員免許とるのに大事な時期になって、親にも相談せずに勝手にブラジルへ留学に行っちゃった。そしたら大学の教務部から「石山さん、今どこにいるんですか?」って電話がかかってきて。「ブラジルです!」って言ったら滅茶苦茶怒られた。

 で、帰って来たらみんな就職決まり出していて。専門学校で一番安いところを探したらNSC(吉本興業の養成所)があった。辻調とか、大原とか、いろんな専門学校を見たんですけど、40万が一番安かった。本当は東京に行きたかったんですけど、当時は東京だけ60万だったんで、40万の大阪を選んだんです。

 サッカーもそうだと思うですけど、センスってすぐわかるじゃないですか。だからセンスなかったらすぐお笑いは辞めようと思ってた。でもブームにうまく乗れて仕事もらえたから、いけそうだなと思って、こんなところまで来てしまった(笑)。

―――どんな経緯で実際にブラジルに行くことになったんでしょうか?

 大学の先生がホームステイ先を紹介してくれて「行ってみる?」って。「1ヶ月くらいなら」って言っていたのに、ずるずる半年くらいおることになった(笑)。それで結局勉強もせずにサッカーばっかりやってた。

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