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【英国人の視点】鹿島を優勝に導いたもの。強固な守備陣と崩れぬ土台

J1ファーストステージで見事優勝を果たした鹿島アントラーズ。ライバルが調子を落とすなかでも失速することなく順調に勝ち点を積み重ねた。その要因はどこにあるのか。(取材・文:ショーン・キャロル)

2016年06月29日(水)8時00分配信

text by ショーン・キャロル photo Shinya Tanaka , Getty Images
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失速したライバルを尻目に、堅守を誇った守備陣

鹿島
最終的に首位に躍り出てタイトルを手にしたのは鹿島アントラーズ【写真:田中伸弥】

 第3節以来J1首位の座を巡って争い続けてきたのは、川崎フロンターレと浦和レッズの2チームだった。ファーストステージ残り2節となったところで川崎がアビスパ福岡に対して集中力を切らしてしまうまでその状況は変わらなかったが、最終的に首位に躍り出てタイトルを手にしたのは鹿島アントラーズだ。

 川崎が九州でつまずいたこと、レッズが5月半ばから6月半ばにかけて5試合白星無しという絶不調に陥ったことが両者の自滅を招いたとしても、それが石井正忠監督のチームの戦いぶりの価値を下げることはない。

 土曜日の最終節では、前節川崎が引き分けることしかできなかったアビスパを何の問題もなく撃破。6連勝でステージを終え、今年のチャンピオンシップ出場枠の1つ目を占めることが確定した。

 この6連勝も含めて9試合無敗。その間アントラーズはわずか5失点しか奪われていない。ファーストステージの17試合で9度のクリーンシートを記録しており、失点わずか10というのはリーグ最少の数字だった。

 その堅守の基礎となっているのが、守備ラインの顔ぶれが安定していることだ。GKを含めた最終ラインの曽ヶ端準、西大伍、昌子源、植田直通、山本脩斗の5人は、出場できる試合では必ず先発に名を連ねてきた。

 レギュラー陣が負傷や出場停止で欠場する試合のみ他の選手が穴を埋めたが、それもサイドバックとして4試合出場の伊東幸敏、CBとして3試合出場のブエノの2人だけだった。

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