カンテ、スタメン復帰か。ウンティティは連続出場も
スイス戦では、カンテをキャバイエ、マテュイディをシソコに代えたがシステムは4-3-3のまま。そしてアイルランド戦は、4-3-3でスタートしたが、マテュイディとポグバの位置を左右で入れ替えた。しかしこれは効果が薄かったため、後半はカンテに代えてコマンを入れて、マテュイディとポグバの2ボランチ、パイエ、グリーズマン、コマンを並べた4-2-3-1に変更したところ、グリーズマンの快打2点が生まれた。
アイスランド戦でも、4-2-3-1をキープしたが、グリーズマンの位置はかなり高めで、ジルーのすぐ後方か、時折2人が入れ替わってプレーする場面も見られた。アトレティコでもトップのポジションから得点を決めているグリーズマンは「この位置でどんどん自信がついてきている」と語っていたから、タイミングを見てトップにも顔を出す、というフレキシブルなスタイルはよく機能していた。
ただ、4-2-3-1はアンカーのカンテが累積で出場停止だったための策でもあった。カンテが復帰するドイツ戦はまた4-3-3に戻すかもしれない。しかし、同じくアイスランド戦で出場停止だったセンターバックのラミについては、穴をうめたA代表のウンティティ(来季からのバルセロナ行きが決まった)が、とくにパスの配球、という点で監督の期待どおりの働きをしたため、次戦も先発する可能性もある。同じくこの試合でもダイナミックなプレーで相手を威圧したシソコの評価も、この大会中に急上昇している。