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東京Vの“マスター”永井秀樹が語る最高のスパイク「マスターって何よ?」【SPIKE WARS】―①

シリーズ:永井秀樹が語る最高のスパイク text by キングギア photo by King Gear

「いまと違って、ヨーロッパのサッカーは現地に行かないと見られない時代だった」

永井
発起人Kとは、国見高校2年の頃、欧州の地で偶然出会った【写真提供:キングギア】

マスター永井 「ま、いいか。達ちゃん(発起人K)とは俺が高校2年の時からの付き合いだし、打ち合わせの時も、“スパイク界の達人(マイスター)になってくれ”って言われてたから」

──高校2年。ということは、マスター・ナガイが国見高校で全国初制覇をなさった時でございますね?

マスター永井 「そう。で、俺が高校選抜に選ばれて、ヨーロッパ遠征をしてた時、一人で放浪してた達ちゃんと出会ったのよ。まったくの偶然に。それこそ、あの人が大好きなボルシア・メンヘングラッドバッハのホーム・スタジアムで」

──ああ、聞いております。なんか、選抜の乗ってたバスがぬかるみでスタックして、選手たちがエンコラ押してるところにあの人が通り掛かったとか。

マスター永井 「うん。同じ日本人として見過ごせない、と思って手伝ってくれたらしいんだけど、そしたら、ウチ(国見)の小嶺先生から“キミはなんでこんなとこにいるんだ。ヨーロッパのサッカーを見て回ってる? じゃ、その時の様子を聞かせてくれないか”みたいなことになって、俺らの宿舎に連れてこられちゃったのよ」

──はあ。

マスター永井 「いまと違って、ヨーロッパのサッカーは現地に行かないと見られない時代だったから、小嶺先生もいろんなことを聞きたかったんだろうね。スペインから列車で各国を周りながらサッカーを見てきたっていうし、学生の分際で、その2年前にはメキシコのワールドカップも見に行ってたっていうんだから」

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