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代表 8年前

日韓の勝負強さが結びついた真逆の結果。韓国メディア「誤審ショックを克服」と賛辞

text by キム・ドンヒョン photo by Dan Orlowitz , Getty Images

韓国メディアは日本の勝利を称賛

 また清武弘嗣や岡崎慎司といったいわゆる先発の常連組が不在での結果ということもポジティブだろう。韓国メディアも賛辞一色だ。

 韓国放送局『MBN』は「日本がタイに完勝し、UAE戦の敗北のショックから脱出した」と伝えた。『ジョイニュース24』も「しっかりと心構えを持った日本が“誤審ショック”を克服した。一方的な勝利だった」と日本の勝利に称賛の言葉を送った。

 しかし韓国は日本と真逆の結果と試合内容だった。日本と同じくチャンスに恵まれるも決定力の無さが足を引っ張った。もちろんシリアの守備が(ある意味卑怯なほど)必死だったことも念頭に入れないといけないが、その前にチャンスを活かしていればこんな結果にはならなかったはずだ。

 また、問題視されているのが選手起用である。前節の中国戦で2アシストを挙げたチ・ドンウォンは、A代表の試合で1年間も無得点(中国戦はヘディングで1ゴールを決めたと思われたが、試合後にオウンゴールに訂正)。

 しかも所属するブンデスリーガのアウグスブルクではストライカーでありながら4年間もゴール無しという厳しい状況だ。こんな状況にも関わらず、シュティーリケ監督は彼を代表に選出し、さらには先発として起用し続けている。

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