磐田、守備は機能も課題を露呈。指揮官が求めるボール奪取後の質。残留に向けて最終節へ

10月29日、明治安田生命J1リーグ2ndステージ第16節、浦和レッズとの一戦に臨んだジュビロ磐田。組織的に守ってはいたものの、攻撃のかたちが作れず、守備の時間が長くなってしまい最終的に0-1での敗戦を喫した。この敗戦について、サックスブルーの指揮官、名波浩監督は、これまで言い続けてきた課題が露呈したと語っている。(取材・文:青木務)

2016年10月31日(Mon)11時47分配信

text by 青木務 photo Getty Images
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前回対戦からグレードアップした浦和

ジュビロ磐田の名波浩監督
ジュビロ磐田の名波浩監督【写真:Getty Images】

“あの時”の再現をさせてくれるほど、浦和レッズは甘くなかった。

 明治安田生命J1リーグ2ndステージ第16節、ジュビロ磐田は浦和に0-1で敗れた。しぶとく相手に食らいつき、有効な攻撃を繰り出させないまま前半を終えることができた。失点する72分までの、守備におけるパフォーマンスは上出来だった。

 後半もペースを握られながら、それでも最後のところでは大井健太郎が、藤田義明が、カミンスキーが身を呈してブロックする。90分間、ボールポゼッションで圧倒されるのは磐田としては想定内だった。

『いつもと違う』と感じさせることができれば磐田にも可能性はあった。しかし、攻撃のバリエーションが豊富な浦和は、シュートがクロスバーとポストに嫌われても全く焦ることがなかった。この試合の勝利で2ndステージ王者となった強豪は、ピッチを広く使い、最後はサイド突破からのクロスでネットを揺らした。

 力の差があることは誰もがわかっていた。一方で、彼らから勝ち点3を奪い取った自信もあった。結果を残すための準備も周到に進められていた。

 それでも、サックスブルーは厳しい現実を突きつけられている。エコパスタジアムのピッチには、前回対戦からグレードアップした浦和と、課題を露呈し続ける磐田の姿があった。

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