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日本代表 7年前

【西部の目】全く本調子でない本田、この状態でサウジ戦起用は無理。吉田と清武の試合勘は問題なし

シリーズ:西部の目 text by 西部謙司 photo by Getty Images

新戦力のテスト。先発組はいずれも好プレー

大迫勇也らオマーン戦で先発出場した新戦力は好印象を残した
大迫勇也らオマーン戦で先発出場した新戦力は好印象を残した【写真:Getty Images】

 新戦力としてテストしたのは大迫勇也、永木亮太、齋藤学、小林祐希、久保裕也の5人。

 先発した3人はいずれも良いプレーを見せていた。2ゴールの大迫は61分までプレー。ボックスで勝負できるCFはハリルホジッチ監督の好みにも合っているようだ。68分までプレーした永木も手堅いプレーをみせた。74分まで引っ張った齋藤は、攻撃で清武とともにチャンスメーカーになっていて、交代カードとしてメドが立ったのではないか。

 交代で入って約20分間プレーした小林と久保については純粋なテストだと思う。小林はパス&ムーブで自分を中心に攻撃を動かしていける貴重なタイプだが、サウジアラビア戦でいきなりの起用はないだろう。

 10~15分間のみプレーした森重真人、原口元気はまず間違いなくサウジアラビア戦の先発だろう。テストの意味合いはなく、あまり長い時間プレーさせて疲労させたくないので、このぐらいの時間でいいわけだ。

 交代出場で約30分間プレーした岡崎慎司、浅野拓磨は従来からの戦力。本田、大迫よりプレー時間が短いのは、相対的にテストの必要性がさほどなかったからと考えられる。ただ、岡崎はまだコンディションが上がりきっていない印象だった。浅野は右サイドで起用されたのがテストといえばテストだろうか。

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